抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,ユーザ数No.1のディープ・ラーニング向けフレームワークTensorFlowを初めて使う人向けに,エントリ・クラスのWindows PC(Personal Computer)へのインストール方法を解説した。まず,Pythonライブラリのバージョン依存やバグを気にしなくて済むので,AnacondaをインストールしてTensorFlow用に仮想環境を作成する方法を説明した。次に,Anaconda PromptからpipコマンドでTensorFlowをインストールし,公式サイトにある動作検証プログラムを実行して,TensorFlowライブラリを正常に使用できるかを確かめる方法を示した。TensorFlow Ver.1.2.1には標準モジュールとしてKerasが組み込まれており,tf.contrib.kerasモジュールを利用してプログラムを記述すると,TensorFlowのコードをそのままプログラミングするよりもコーディングが楽なことを説明した。一方,PCのハードウェアはメーカや機種によって異なるので,公式サイトのハードウェア特有の機能を無効にしたビルドではハードウェア機能を最大限発揮できない可能性がある。したがって,ビッグ・データを用いた機械学習を行う場合には,ソースコードからのビルドを行って高速化を図るべきことを論じた。