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J-GLOBAL ID：201702277898172197   整理番号：17A0540503

MIMO-OFDMシステムにおけるピークキャンセラのピーク検出閾値選択法とその特性評価

Peak detection threshold selection method and its achievable performance for peak cancellation in MIMO-OFDM systems

著者 (2件)： 景山知哉 (九大 大学院システム情報科学府) ,  牟田修 (九大 日本エジプト科学技術連携セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 479(RCS2016 289-337)  ページ： 211-215  発行年： 2017年02月22日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： OFDMシステムではピーク電力対平均電力比(PAPR)の低減が課題の一つとなる。著者等は,帯域外漏洩電力(ACLR)と帯域内歪み電力(EVM)をシステムで定義される許容値以下に抑えながら,OFDM信号のPAPRを低減する適応ピークキャンセラを提案した。この方式は,事前に生成したピーク抑圧信号を送信信号に繰り返し加算することで,ピーク検出閾値を超える信号振幅を打ち消すとともに,ACLRとEVMの上昇量が事前に与えた許容値以下になるように制御する。本稿では,固有モード伝送(E-SDM)を用いるMIMO-OFDMシステムにピークキャンセラを適用した場合にACLRおよびEVMの制約を満たす最適なピーク検出閾値を選択する手法について検討する。ピークキャンセラを適用したE-SDM MIMO-OFDMシステムにおいて選択したピーク検出を用いる場合の検討方式の特性を計算機シミュレーションにより評価し,その有効性について示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *OFDM ,  *抑制 ,  *検出 ,  *選択 ,  *キャラクタリゼーション ,  信号特性 ,  比率 ,  電力 ,  閾値 ,  固有モード ,  信号多重化
準シソーラス用語： *MIMO-OFDM ,  *ピークカット ,  *ピーク検出 ,  *閾値選択 ,  PAPR ,  漏洩電力 ,  検出閾値 ,  空間分割多重

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (8件)：

• T. Hwang, C. Yang, G. Wu S. Li, G. Ye. Li “OFDM and Its Wireless Applications: A Survey,” IEEE Transactions On Vehicular Technology, Vol. 58, No. 4, May 2009.
• S.H.Han and J.H.Lee, “An Overview of Peak-to-Average Power Ratio Reduction Techniques for Multicarrier Transmission,” IEEE Wireless Communications, pp.57-65, April 2005.
• X.Li and L.J.Cimini, ”Effect of clipping and filtering on the performance of OFDM,” IEEE Commun. Lett., vol.2, no.5, pp.131-133, May 1998.
• Armstrong J., “Peak-to-average power reduction for OFDM by repeated clipping and frequency domain filtering,” Electron. Letters, Vol.38. No.5, pp.246-247, Feb. 2002.
• 日野, 牟田, 古川, “帯域外輻射電力制約下でのマルチキャリア信号のピーク振幅抑圧に関する検討,” 信学技報, RCS2013-163, 2013年10月.

タイトルに関連する用語 (4件)： MIMO-OFDM ,  ピーク検出 ,  閾値選択 ,  特性評価