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J-GLOBAL ID:201702277990241866   整理番号:17A0581125

オーク材(Querus roburおよびQuerus canariensis)の水分吸着等温線と熱力学特性:プロセスパラメータの最適化

Moisture sorption isotherms and thermodynamic properties of Oak wood (Quercus robur and Quercus canariensis): optimization of the processing parameters
著者 (6件):
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巻: 53  号:ページ: 1541-1552  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: A0920A  ISSN: 0947-7411  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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木材を含む生物資源の品質管理には,吸着水分量の把握が重要で,多くの研究者が,吸収等温線を採用した調査を行ってきた。本研究の目的は,各種オーク材の水分脱着等温線と,基本的熱力学特性を決定することにある。実験には,恒温恒湿槽(DHG-9053A)の内部に,7種類の吸水塩を用いて調製したサンプルを吊し,静的重量計測法により,相対湿度5~90%の範囲で,50~80°Cでの,水分吸着等温線が測定された。その結果,平衡水分含有量は温度上昇と共に減少し,一定温度での相対湿度の減少と共に減少することが確認され,熱力学的吸着方程式は,木材の水分吸着量を記述するために,適していることがわかった。熱力学的モデルパラメータから取得されたFiber飽和点は温度に依存して変化した。脱着の等価熱およびエントロピー差分が,熱力学モデルにあてはめられた脱着データに対して,Clausius-Clapeyron方程式を適用することにより計算された。水分含量の増加に伴い,等価脱着熱は指数関数的に増加し,他方エントロピー差分は減少した。エンタルピー差分とエントロピーの間の直線関係は,Sharpのエンタルピー・エントロピー補償理論を満足した。Gibbs自由エネルギーは,調査したオーク材種の双方について,符号が正であった。エンタルピー・エントロピー補償理論に基づき,オーク材の水分脱着過程は,エンタルピーで制限される過程であると結論できる。
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分類 (1件):
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熱伝導 

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