文献
J-GLOBAL ID:201702278012468417   整理番号:17A0477349

図書館向け電子書籍のいま 電子書籍と図書館-日本の現状と課題

著者 (1件):
資料名:
号: 282  ページ: 2-8  発行年: 2017年03月25日 
JST資料番号: G0415A  ISSN: 0385-0188  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本特集では,図書館が電子書籍の導入を検討するのに有用な情報を提供する。本章では,日本の図書館における電子書籍の利用と契約の形態,導入状況を概観し,課題について考察する。1)電子書籍の利用と契約の形態:電子書籍の利用は,インターネット系が大勢を占め,ダウンロード型とストリーミング型に分けられ,後者は端末にデータが残らない。形式は,国際電子出版フォーラムの標準規格EPUBを中心に統一が進んでいる。購入方式は,買い切り制と定額制があり,後者は,決められた範囲で多数の書籍にアクセスできる。アクセスは,IPアドレスや利用者IDにより限定される。図書館の選書方法として,PDA(Patron-Driven Acquisition)が注目されている。これは,購入前から全文が立ち読みでき,その回数が一定数を超えると購入するものである。国立国会図書館では,所蔵資料のデジタル化を進めており,著作権の問題がないものは公開し,それ以外で入手困難なものなどを図書館に配信(図書館向けデジタル化資料送信サービス)している。,2)導入状況:電子書籍貸出サービスは,米国では9割超が実施しているのに比べ,日本の公立図書館では4%にすぎない。国立国会図書館の図書館向けデジタル化資料送信サービスは急伸している。一方,大学図書館では,電子ジャーナルによる学術論文の提供が当たり前になっており,学術書の電子書籍の導入も進んでいる。3)課題:公立図書館への電子書籍の導入が少ないのは,コンテンツの少なさに原因がある。大学図書館でも,日本語コンテンツは少なく,その充実が欠かせない。将来,電子書籍が主流となり,出版社等が長期保存の役割も担うようになれば,図書館の存在は不要となるかもしれない。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
図書館一般 
引用文献 (23件):
  • ′′The New York Times Best Sellers′′. http://www.nytimes.com/books/best-sellers/ (参照 2017-1-18)
  • 伊藤倫子.電子書籍貸出サービスの現状と課題 米国公共図書館の経験から.情報管理.2015,58,1,p.28-39.
  • 清水隆.′′もう「電子書籍元年」はない′′.日本電子出版協会,キーパーソン・メッセージ,2015.06.02. http://www.jepa.or.jp/keyperson_message/201506-2449/(参照2017-1-18).
  • 自炊代行、作家の勝訴確定.朝日新聞.2016-03-19,p.37.
  • 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会.′′電子書籍′′.図書館情報学用語辞典.第4版,丸善,2013,p.164-165.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る