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J-GLOBAL ID：201702278146314606   整理番号：17A0492567

水中の4′,7-ジヒドロキシフラビリウムの拘束された誘導体におけるtrans-カルコンの隠蔽と放出:多彩なフォトクロミック系

Hiding and unveiling trans-chalcone in a constrained derivative of 4′,7-dihydroxyflavylium in water: a versatile photochromic system

著者 (7件)： Pessego Marcia (LAQV-REQUIMTE, Departamento de Quimica, Faculdade de Ciencia e Tecnologia, Universidade NOVA de Lisboa, 2829-516 Caparica, Portugal. [e-mail] [e-mail]) ,  Gago Sandra ,  Basilio Nuno ,  Laia Cesar A. T. ,  Jorge Parola A. ,  Lima Joao C. ,  Pina Fernando
資料名： Organic & Biomolecular Chemistry  (Organic & Biomolecular Chemistry)
巻： 15  号： 2  ページ： 338-347  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0499C  ISSN： 1477-0520  CODEN： OBCRAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 構造的に拘束された4′,7-ジヒドロキシフラビリウムの誘導体を水溶液中およびCTABミセル中で,pHジャンプ,フラッシュ光分解および理論的計算によって評価された分光学的詳細での連続照射によって研究した。水中,pH=8まで,化合物は,フラビリウムカチオンの脱プロトン化を伴う酸塩基化学のみを示し,キノン基底を形成し,4.8および7.4のpK_aSでさらに脱プロトン化する。塩基性領域では,非プロトン化trans-カルコン類が形成される。中性trans-カルコン(Ct)は水中で形成されず,この種の光異性化を含む周知のフォトクロミズムの確立を妨げ,その後フラビリウムカチオンの形成を妨げる。0.02MのCTABの添加は,種のモル分率分布を劇的に変化させ,Ctの形成(pH=5ではχ_Ct=1)に導き,大きなpH範囲(2<pH<8)でpH調整可能な色彩コントラストを用いてフォトクロミック挙動を明らかにする。Ct種は,CTABミセルを破壊するα-シクロデキストリンの添加時に再び(不可逆的に)隠され,その系を種の初期モル分率分布に戻すことができる。これらの超分子の入力は,分子種のモル分率分布を変更することによって,分子反応ネットワーク上で働く。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： 閃光分解 ,  脱プロトン ,  光異性化 ,  *フォトクロミズム ,  添加物効果 ,  モル分率 ,  単分子反応 ,  ネットワーク ,  超分子 ,  エノン ,  芳香族ケトン ,  *ピリリウム ,  *フラボノイド ,  *芳香族縮合化合物 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  シクロデキストリン
準シソーラス用語： trans-カルコン類 ,  *フラビリウム誘導体 ,  分子反応ネットワーク

分類 (2件)： ピランの縮合誘導体  (CF07093I) ,  その他の光学的効果  (BM08040H)

物質索引 (5件)： 2,4,4′-トリヒドロキシ-trans-カルコン ,  4′,7-ジヒドロキシフラビリウム ,  5,6-ジヒドロベンゾ[c]キサンチリウム-3,10-ジオール ,  CTAB ,  α-シクロデキストリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 水中 ,  拘束 ,  誘導体 ,  trans-カルコン ,  隠蔽 ,  放出 ,  フォトクロミック