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J-GLOBAL ID：201702278362713016   整理番号：17A1177972

効率的抗菌光線力学療法のためのZnポルフィリンベース光増感剤の最適化【Powered by NICT】

Optimizing Zn porphyrin-based photosensitizers for efficient antibacterial photodynamic therapy

著者 (4件)： Alenezi Khazna (Department of Medicine, Faculty of Medicine, Kuwait University, Kuwait) ,  Tovmasyan Artak (Department of Radiation Oncology, Duke University Medical Center, USA) ,  Batinic-Haberle Ines (Department of Radiation Oncology, Duke University Medical Center, USA) ,  Benov Ludmil T. (Department of Biochemistry, Faculty of Medicine, Kuwait University, Kuwait)
資料名： Photodiagnosis and Photodynamic Therapy  (Photodiagnosis and Photodynamic Therapy)
巻： 17  ページ： 154-159  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3256A  ISSN： 1572-1000  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微生物の効率的な光力学的不活性化は,微生物細胞を殺傷する高度に効率的な光増感剤が,予備宿主組織を必要とする。このような選択性を達成する一つの方法は急速に微生物に取り込まれたことを光増感剤を使用し,低濃度で適用した場合,短い照射後にそれらを効率的に殺すことである。このような光増感剤の設計抗菌効率に重要な分子特性への洞察が必要である。本研究では,分子形状の寄与と電荷の露出,カチオンZnポルフィリン光増感剤の抗微生物活性を調べた。二異性体,オルト(2)およびメタ(3)ヘキシルおよびオクチルZn(II)meso-テトラキス(N-alkylpyridinium-2(3)-イル)ポルフィリン[ZnTnHex2(3)-PyPとZnTnOct2(3)-PyP]はグラム陰性細菌,大腸菌に対する取込と光効率を比較した。最高光効率はメタヘキシル誘導体により示した。1.0μMの低濃度では,細胞によるプレインキュベーションのわずか5分間,ZnTnHex3PyPは照明の僅か5分後に約6log_10による生存細胞数を減少させた。細菌懸濁液は光増感剤とのプレインキュベーション後に洗浄したので,この効果は取り込まれ,またはE.coliに結合した光増感剤のみに起因することができた。細胞による最大取込にかかわらず,オクチルメタ異性体,ZnTnOct3PyPは,短鎖ヘキシル誘導体,ZnTnHex3PyPよりも高い抗菌活性を示さなかった。抗菌光増感剤の効率と最終的に選択性は分子の形状と電荷の位置を最適化することにより改善することができる。それ自体,親油性の増加および細胞取り込みは,光増感剤の高い抗微生物効率の実現必要はない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *亜鉛 ,  微生物 ,  大腸菌 ,  分子構造 ,  高速度 ,  *光増感剤 ,  異性体 ,  懸濁液 ,  カチオン ,  *最適化 ,  抗細菌作用 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物
準シソーラス用語： 脂溶性 ,  低濃度 ,  *光線力学治療 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 抗菌光線力学療法 ,  Photosensitizer ,  カチオン性Zn-ポルフィリン ,  グラム陰性 ,  Escherichia coli

分類 (2件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  (FK03010P)

物質索引 (1件)： ポルフィリン

タイトルに関連する用語 (5件)： 抗菌光線力学療法 ,  Zn ,  ポルフィリン ,  光増感剤 ,  最適化