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J-GLOBAL ID：201702278372407794   整理番号：17A0491967

硫化物の生物酸化による嫌気消化排水からの元素状硫黄の回収

Recovery of elemental sulphur from anaerobic effluents through the biological oxidation of sulphides

著者 (5件)： DE SOUSA Jose Tavares (Universidade Estadual da Paraiba, Campina Grande, BRA) ,  LIMA Jessyca de Freitas (Universidade Estadual da Paraiba, Campina Grande, BRA) ,  DA SILVA Valquiria Cordeiro (Universidade Estadual da Paraiba, Campina Grande, BRA) ,  LEITE Valderi Duarte (Universidade Estadual da Paraiba, Campina Grande, BRA) ,  LOPES Wilton Silva (Universidade Estadual da Paraiba, Campina Grande, BRA)
資料名： Environmental Technology  (Environmental Technology)
巻： 38  号： 5-8  ページ： 529-537  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： C0125B  ISSN： 0959-3330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 都市下水を2種類のUASBリアクターで嫌気消化した時の硫黄成分の挙動を調べた。用いたリアクターは多孔質ポリウレタンを担体にして微生物群集を固定化したフィルターを有する嫌気ハイブリッド(AH)UASBリアクターで,もうひとつは8lの嫌気消化層の上層の17lを微通気する微通気UASBリアクターである。AHリアクターでは微生物群集による酸化でS負荷量の56.1%が完全酸化(S^2-→SO₄^2-)され30%が部分酸化(S^2-→S⁰)された。排水で検出されるS^2-はS負荷量の3.87%のみであった。微通気リアクターの排水ではS負荷量の5%がS^2-,20.9%がSO₄^2-,46%がS⁰でありやはりS^2-の生物酸化が効率的に生じていた。排水のS^2-濃度が減少したことにより,臭気も大幅に減少した。以上の結果からAHリアクター並びに微通気UASBリアクターは都市下水の嫌気消化処理に有効であると結論した。

シソーラス用語： *UASB ,  *嫌気性処理 ,  *臭気 ,  *反応器 ,  *硫化物 ,  *生体酸化 ,  硫酸イオン ,  硫黄 ,  回収 ,  物質収支 ,  下水処理
準シソーラス用語： 嫌気消化 ,  *嫌気ハイブリッドUASBリアクター ,  *微通気UASBリアクター ,  元素状硫黄

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  悪臭  (SB04010I)

タイトルに関連する用語 (5件)： 硫化物 ,  生物酸化 ,  嫌気消化 ,  排水 ,  元素状硫黄