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J-GLOBAL ID：201702278432804857   整理番号：17A0565122

冷却水系におけるケイ酸マグネシウムのスケール防止剤としてのアクリル酸・AMPSコポリマーの評価

著者 (4件)： 伊藤賢一 (伯東 四日市研) ,  関戸広太 (伯東 四日市研) ,  大野聖実 (伯東 四日市研) ,  川出元洋 (伯東 四日市研)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 59  号： 5  ページ： 381-389  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冷却水系におけるケイ酸マグネシウムMgSiO₃のスケール防止剤の開発を目的として,アクリル酸・2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AA・AMPS)コポリマーの評価を行なった。1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸(HEDP)併用条件下の伝熱面付着試験において,AAとAMPSの組成比70:30~90:10モル%,分子量1,000~20,000のコポリマーは,MgSiO₃付着防止効果がすぐれていた。一方,ポリアクリル酸,ポリマレイン酸,HEDP単独の各処理はMgSiO₃の付着を促進し,AMPSホモポリマー処理はMgSiO₃の付着防止効果を示さなかった。MgSiO₃析出粒子へのポリマー吸着特性を調べた結果,ポリマー中のAA単位は吸着に関与し,AMPS単位は吸着に関与しないことを明らかにした。伝熱面境膜においてMgSiO₃過飽和比が100を超える析出条件下でも,AA・AMPSコポリマーはMgSiO₃の析出と付着を有効に防止できた。(著者抄録)

シソーラス用語： 熱交換器 ,  冷凍機 ,  空気調和 ,  冷却 ,  循環 ,  開放型 ,  *スケール防止剤 ,  *ケイ酸マグネシウム ,  *共重合体 ,  *ポリアクリル酸 ,  *冷却水 ,  重合体 ,  伝熱面 ,  試験 ,  付着 ,  脂肪族アルコール ,  ホスホン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸
準シソーラス用語： *アクリル酸・AMPSコポリマー ,  ポリマレイン酸エステル ,  開放式循環冷却系 ,  空調用冷凍機 ,  伝熱面付着試験

分類 (2件)： 熱交換器,冷却器  (PA03020G) ,  冷凍装置  (PD03000T)

物質索引 (3件)： AMPS ,  HEDP ,  アクリル酸

引用文献 (13件)：

• Rosenstein, L. : Process of treating water, United States Patent No.2038316(1936).
• 岡本剛,後藤克己,諸住高:工業用水と廃水処理, p.101,日刊工業新L聞社,東京(1972).
• Ralston, P. H., Park, B. : Method of inhibiting precipitation and scale formation, United States Patent No.3336221 (1967).
• King, T. M. : Method of inhibiting scale formation, United States Patent No.3617577 A(1971).
• Walinski, S. W.: Polyitaconic acid threshold scale inhibitor, European Patent No.0090574 A1 (1983).

タイトルに関連する用語 (7件)： 冷却水 ,  ケイ酸マグネシウム ,  スケール防止剤 ,  アクリル酸 ,  AMPS ,  コポリマー ,  評価