抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2015年12月11日に山田線松草・平津戸間において斜面崩壊が発生した。斜面崩壊により線路内に崩壊土砂が流入し,列車が土砂に乗り上げて脱線した。災害発生時の状況と,斜面崩壊の調査・分析結果,そこから導き出した斜面崩壊の発生メカニズムについて報告した。ボーリング調査や地中変位計測等の各種計測を行い,降雨や地下水を主たる要因としない斜面崩壊の分析を行った。その結果,1)潜在的に緩み・風化がある地山であること,2)線路切土により,のり面,上部斜面の緩み・風化がさらに進行し,不安定化が極限状態に達していたこと,3)斜面末端部の抜け出しがトリガーとなり,斜面のすべり現象が顕在化したことが明らかとなった。