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J-GLOBAL ID：201702278627167909   整理番号：17A1739418

近赤外分析法を用いた暖地型牧草ブラキアリアグラスの飼料成分推定

Prediction of Chemical Composition in Brachiariagrass by Near Infrared Reflectance Spectroscopy.

著者 (7件)： 安里直和 (沖縄県畜産研究セ) ,  幸喜香織 (沖縄県畜産研究セ) ,  蝦名真澄 (農研機構) ,  甘利雅拡 (農研機構) ,  大森英之 (農研機構) ,  川本康博 (琉球大 農) ,  島袋宏俊 (沖縄県)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 63  号： 3  ページ： 148-153  発行年： 2017年10月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近赤外分析法を用いて,ブラキアリアグラス(8品種,192点)の飼料成分について検量線を作成した。192点のサンプルのうち,128点のサンプルを検量線作成用試料,残りの64点を検定用試料とした。作成した検量線の精度は,相関係数(r),推定誤差の標準偏差(SDP)およびEI値を用いて評価を行った。部分最小二乗法(PLSR)における,水分,粗タンパク質(CP),粗繊維(CF),中性デタージェント繊維(NDFom),酸性デタージェント繊維(ADFom),酸性デタージェントリグニン(ADL)および乾物消化率(IVDMD)のrは0.91-0.99と高く,SDPについては,0.25-2.38と低かった。また,EI値については,水分およびCPについてAランク,その他の成分についてはBランクと良好な結果が得られた。以上のことより,ブラキアリアグラスの飼料成分およびIVDMDについて,近赤外分析法にて迅速かつ精度高く推定できる結果となった。(著者抄録)

シソーラス用語： 牧草 ,  *栽培品種 ,  *暖地型牧草 ,  *成分 ,  近赤外線 ,  消化性 ,  化学分析 ,  検量線 ,  *イネ科牧草 ,  解析 ,  *精度 ,  食物繊維 ,  乾物消化率 ,  *飼料成分 ,  *解析精度
準シソーラス用語： *ブラキアリアグラス ,  近赤外 ,  精度解析 ,  *分析精度

分類 (2件)： 飼料一般  (FD07010W) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (23件)：

• 甘利雅拡・阿部 亮・田野良衛・柾木茂彦・芹沢駿治・古賀照章(1987)近赤外分析法による粗飼料の成分分析と栄養価の推定法.日草誌33:219-226
• 甘利雅拡・阿部 亮・河野澄夫・趙 來光(1991)近赤外スペクトルにおける粗飼料中の繊維性成分の吸収特性.畜試研報51:17-27
• 甘利雅拡・森 澄・新宮博行・柾木茂彦・阿部 亮(1998)乳牛におけるチモシー乾草の自由採食量と飼料組成,第一胃内滞留時間,消化率,消化速度との関係.日草誌44:248-254
• 甘利雅拡(2013)近赤外分析法について.グラス&シード31:9-14
• Goto I, Minson DJ (1977) Prediction of the dry matter digestibility of tropical grasses using a pepsin-cellulase assay. Anim Feed Sci Technol 2: 247-253

タイトルに関連する用語 (5件)： 近赤外 ,  分析法 ,  暖地型牧草 ,  飼料成分 ,  推定