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J-GLOBAL ID：201702278694350683   整理番号：17A0763462

特異なDNA配列は蛋白質動力学の変調を通じて転写因子における蛋白質-蛋白質相互作用をアロステリックに増強する 遺伝子制御の特異性の意味

Specific DNA sequences allosterically enhance protein-protein interaction in a transcription factor through modulation of protein dynamics: implications for specificity of gene regulation

著者 (10件)： Mazumder Abhishek (Division of Structural Biology and Bioinformatics, CSIR-Indian Institute of Chemical Biology, 4 Raja S.C. Mullick Road, Kolkata 700 032, India) ,  Batabyal Subrata ,  Mondal Manas ,  Mondol Tanumoy ,  Choudhury Susobhan ,  Ghosh Raka ,  Chatterjee Tanaya ,  Bhattacharyya Dhananjay ,  Pal Samir Kumar ,  Roy Siddhartha
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 22  ページ： 14781-14792  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大部分の遺伝子は,マルチな転写因子によって制御されており,度々,遺伝子制御領域内でマルチな蛋白質錯体へ凝集する。ゲノム全体と関連した遺伝子制御錯体を生成する特異性の分子的な起源の理解は,現在,不適切である。ファージの転写因子λ-CIは,ゲノム中のマルチ結合部位に結合して制止するマルチ蛋白質錯体を形成し,ファージの生命サイクルを調節する。二つのDNAに結合したλ-CI分子間の蛋白質-蛋白質相互作用は,同分子が正しい結合部位の対と結合したとき,強力であった。これは,蛋白質-蛋白質相互作用界面に対して,正しいDNA配列の認識におけるアロステリックな転送を示唆した。時間分解蛍光異方性消光と分子動力学による配向性と動力学の研究は,アロステリック性の伝達において,蛋白質動力学における変化が決定的に重要な因子であることを示唆した。格子を基本としたモデルは,DNA配列に誘発されたアロステリックな効果が,正しい部位に特異的な遺伝子制御錯体を個々に安定化する上で,決定的に重要な因子であることを示唆した。著者らは,遺伝子制御錯体の例の無い高度な空間的および一時的な特異性を達成する為に,転写因子がマルチな機構を生み出してDNA-蛋白質相互作用の特異性を増大し,そしてDNA配列に誘発されたアロステリック性が配列に特異的な遺伝子制御錯体の生成で重要な役割を演じると結論した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *遺伝的調節 ,  *ヌクレオチド配列 ,  *λファージ ,  *転写因子 ,  分子間相互作用 ,  タンパク質 ,  *アロステリック効果 ,  *作用機序 ,  格子模型 ,  蛍光分光法 ,  *計算機シミュレーション ,  *分子動力学 ,  タンパク質核酸複合体
準シソーラス用語： DNA-蛋白質相互作用 ,  DNA配列 ,  *遺伝子制御 ,  蛋白質-蛋白質相互作用 ,  蛋白質動力学

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (9件)： DNA配列 ,  蛋白質動力学 ,  変調 ,  転写因子 ,  蛋白質-蛋白質相互作用 ,  増強 ,  遺伝子制御 ,  特異性 ,  意味