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J-GLOBAL ID：201702278765889824   整理番号：17A1149061

テラヘルツ電磁波領域開拓のための新機能デバイス開発に関する研究

著者 (1件)： BAE Jongsuck (名古屋工大)
資料名： 科学技術時代  (科学技術奨励賞受賞論文集)
巻： 39  ページ： 19-25  発行年： 2017年05月13日 
JST資料番号： L2443A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・著者がテラヘルツ電磁波帯機能デバイスに関して研究してきたこれまでの成果と,現在,研究を進めているドップラー効果を用いた周波数変換型テラヘルツ波発生器について紹介。
・出力10W以上のCO₂レーザ励起型サブミリ波ガスレーザを開発し,これを使用して逆スミス・パーセル効果の実験的検証および微小金属スリット回路を用いた光近接場と電子との相互作用の実験的観測に成功。
・金属スリットを用いた走査型光近接場顕微鏡による半導体キャリアの生成と消滅過程の2次元画像化,ミリ波・サブミリ波帯準光学的回路の開発と0.06テラヘルツ帯オーバーモード導波管型ガンダイオード発振器への応用。
・現在,研究推進中の周波数変換型テラヘルツ波発生器は,高抵抗シリコン表面上に形成したコプレーナ・ストリップ線路上を伝搬する入力波を波面傾斜したNd:YAGレーザで励起した電子正孔プラズマで反射させることで入力波の周波数を高める方式で,実験の結果,マクロ波がミリ波に周波数変換されることを確認。

シソーラス用語： *テラヘルツ波 ,  Doppler効果 ,  発生 ,  波形発生器 ,  レーザ ,  走査型プローブ顕微鏡 ,  走査光学顕微鏡 ,  *周波数変換 ,  電子正孔プラズマ ,  *機能素子 ,  レーザ励起 ,  サブミリ波レーザ ,  テラヘルツ放射 ,  近接場光学顕微鏡
準シソーラス用語： *テラヘルツ電磁波 ,  テラヘルツ波発生 ,  *機能デバイス ,  近接場光走査型顕微鏡

分類 (4件)： 電磁気学一般  (BD01020N) ,  プラズマ中の電磁波  (BJ02032F) ,  発振回路  (NC05020Y) ,  気体レーザ  (BD04040E)

引用文献 (18件)：

• P. H. Siegel, ′′Terahertz Technology,′′ IEEE Trans. Microwave Theory Tech., vol. 50, no. 3, pp. 910-928, 2002.
• J. C. Wiltse, ′′History of Millimeter and Submillimeter Waves,′′ IEEE Trans. Microwave Theory Tech., vol. MTT-32, no. 9, pp. 1118-1127, 1984.
• 斗内政吉, ′′テラヘルツ技術の現状と展望,′′ 応用物理, vol.75, no.2, pp.160-170, 2006.
• R. A. Lewis, ′′A review of terahertz sources,′′ J. Phys. D: Appl. Phys., vol. 47, 374001, pp. 1-11, 2014.
• J. Bae, T. Nozokido, H. Shirai, K. Furuya, T. Nishida, and K. Mizuno, ′′An EMQ-Switched CO₂ Laser as a Pump Source for a Far-Infrared Laser with a High Peak Power and a High Repetition Rate,′′ IEEE J. Quantum Electron., vol. 25, no.7, pp. 1591-1594, 1989.

タイトルに関連する用語 (5件)： テラヘルツ電磁波 ,  開拓 ,  機能デバイス ,  開発 ,  研究