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J-GLOBAL ID：201702278770962396   整理番号：17A1103261

土壌病害虫の実態と対策 難透過性フィルムによる上手な土壌消毒方法

著者 (1件)： 小原裕三 (農研機構 農業環境変動研究セ)
資料名： 技術と普及  (Monthly Journal of Agriculture & Extension)
巻： 54  号： 9  ページ： 46-47  発行年： 2017年09月15日 
JST資料番号： L7785A  ISSN： 0285-2950  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 園芸作物は連作を前提とする栽培体系であり,土壌病害虫が発生しやすい。そのため,土壌くん蒸剤による土壌消毒が行われているが,くん蒸剤や被覆資材の不適切使用が多くみられる。土壌くん蒸消毒を効果的に行うにはくん蒸剤の物理化学的性質の理解が必要であり,一覧表に示して解説する。土壌くん蒸消毒時に土壌表面を被覆する農ポリや農ビフィルムはくん蒸剤を透過させやすい。この対策としてガスバリアー性フィルムが開発されている。ガスバリアー性フィルムの一覧表を示し,使用する際のポイントを解説する。ガスバリアー性フィルムは慣行フィルムよりコスト増となるが,使用による経済的効果を評価して導入を検討すべきである。一例として,徳島県におけるサツマイモ立枯病激発圃場での試験例を紹介する。この例では10a当たりの収入は発病の減少や秀品率の向上により慣行フィルムの42万円からガスバリアー性フィルム使用により73万9800円に増加した。

シソーラス用語： 園芸作物 ,  燻蒸剤 ,  *プラスチックフィルム ,  *ガスバリヤ性 ,  被覆材 ,  殺菌 ,  *土壌管理
準シソーラス用語： *土壌消毒 ,  土壌燻蒸剤 ,  被覆資材

分類 (2件)： 物理的防除一般  (FC05041D) ,  野菜  (FC03043X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 土壌病害 ,  対策 ,  透過性 ,  フィルム ,  土壌消毒