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J-GLOBAL ID：201702278914999093   整理番号：17A0803004

種子発芽のバイオメカニクス

The biomechanics of seed germination

著者 (2件)： STEINBRECHER Tina (Royal Holloway Univ. London, Surrey, GBR) ,  LEUBNER-METZGER Gerhard (Royal Holloway Univ. London, Surrey, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 4  ページ： 765-783  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 全ての生物とそのプロセスは物理学と化学の法則に結び付いている。本総説では,種子発芽におけるバイオメカニクスに焦点を当てて解説する。種子発芽は2つの反する力,すなわち胚軸の成長ポテンシャルと種皮層の拘束のバランスによる。種子発芽中の胚細胞増殖のバイオメカニクスは,水分吸収による細胞壁の不可逆的な弱化により,胚の伸長と幼根発生が起こることである。胚乳の弱化は被子植物に広く見られる。胚乳弱化の生化学とバイオメカニクスの研究によって,種子の珠孔胚乳が環境と植物ホルモンの制御を受け,エクスパンシンのような細胞壁リモデリング蛋白質の組織特異的発現に関与することが明らかになった。胚乳軟化による発芽の制御に関して,分子メカニズム,環境制御,多様な細胞壁のバイオメカニカルな変化の進化を明らかにするためには,さらに研究を進める必要がある。

シソーラス用語： *発芽 ,  *生体工学 ,  胚軸 ,  種皮 ,  吸水 ,  細胞壁 ,  生殖細胞 ,  胚乳 ,  根 ,  力 ,  活性酸素 ,  被子植物 ,  ラクトン ,  ヘミアセタール
準シソーラス用語： バイオメカニクス ,  活性酸素種 ,  貫入力 ,  *種子発芽 ,  水分吸収 ,  幼根 ,  胚細胞

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

物質索引 (1件)： エクスパンシン

タイトルに関連する用語 (2件)： 種子発芽 ,  バイオメカニクス