抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
米国では,遠隔地で生産された再生可能エネルギーを,都市部に効率的に運ぶ,電力送電線に対するダイナミック・ライン・レイティング(DLR)と呼ばれる研究がなされている。本稿では,米国における当該研究に関する研究成果の報告書の内容を報告する。現在の送電線システムは再生可能エネルギーの登場前に設計されたものであり,もともと再生可能エネルギーを運ぶことを想定していない。従って,再生可能エネルギーを運ぶためには,あらたな送電線を建設する必要があり,これが再生可能エネルギー普及のひとつの障害となっている。これに対する米国の取り組みは,実際の電力潮流の流れを把握し,無理のない範囲で常に適度な負荷状態を保つような使い方を探っている。このDLRという技術は,実はIoT技術でもあり,DLRは新たな送電能力向上インフラの開拓という新産業創造型のIoTである。