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J-GLOBAL ID:201702279055466678   整理番号:17A0509601

カリックス[4]アレーン結合メソポーラスアンモニウムモリブドホスフェート-シリカハイブリッドの調製とセシウムイオン吸着材としての用途

Fabrication of calix[4]arene-attached mesoporous ammonium molybdophosphate-silica hybrid and its application as an adsorbent for cesium ions
著者 (5件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 3196-3203  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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セシウムカチオンは,医療廃棄物や産業廃棄物,核廃棄物の一般的な汚染物質であり,人の健康に重大なリスクを与える可能性がある。従って,セシウムイオンの検出および排除のための新規かつ容易な方法の開発は,環境および生物系にとって重要である。メソポーラスアンモニウムモリブドホスフェート-シリカハイブリッド粒子(AMP/Al-SiO2)を調製し,カリックス[4]アレーン系受容体1にカルボン酸とアミンとの共有結合により粒子を固定化し,ハイブリッド生成物AMP/Al-SiO2-1を生成した。両方の粒子におけるCs+吸着の評価では,AMP/Al-SiO2の吸着により57.8mg g-1のCs+を吸着した。一方,72.2mg g-1がAMP/Al-SiO2-1によって吸着した。AMP/Al-SiO2-1の吸着容量の増加は,配位結合による1とCs+との錯体形成の相乗効果によるものであった。さらに,AMP/Al-SiO2-1の蛍光強度は,Cs+の添加により増強した。Na+,K+,Mg2+,Rb+,Ca2+,Ba2+,Ag+,Ni2+,Zn2+,及びSr2+イオンなどの他の金属イオンとの並行実験では有意な蛍光変化は観察されなかった。これらの知見は,水溶液中の他の金属イオンの範囲にわたってCs+イオンを選択的に検出するための化学プローブとして,AMP/Al-SiO2-1が有用であることを確認した。著者らはまた,AMP/Al-SiO2-1の蛍光変化がpH3~12でほぼ一定であることを確認した。これらの結果から,AMP/Al-SiO2-1が環境フィールド研究におけるCs+イオンの検出のための可搬型蛍光発生センサーとして適用可能であることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (5件):
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無機化合物の電気分析  ,  環境の汚染及び防止  ,  環境汚染一般  ,  放射性廃棄物  ,  廃棄物処理 
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