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J-GLOBAL ID：201702279110290690   整理番号：17A1047081

[Fe(OS(CH₃)₂)₆](ClO₄)₂の熱分析,相転移および分子再配向

Thermal analysis, phase transitions and molecular reorientations in [Fe(OS(CH₃)₂)₆](ClO₄)₂

著者 (2件)： SZOSTAK Elzbieta (Jagiellonian Univ., Krakow, POL) ,  MIGDAL-MIKULI Anna (Jagiellonian Univ., Krakow, POL)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 129  号： 2  ページ： 1151-1158  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 6つのDMSO分子を配位した多型[Fe(OS(CH₃)₂)₆](ClO₄)₂を合成した。この物質は,熱重量分析で,約385Kまで分解せず,385~447Kの温度範囲では,2つのDMSO分子を放出するが476Kまで安定で,514Kで爆発する。100~385Kの範囲では,2つの固相,高温(Rot.1相)と低温(Cr.1相)を持ち,相転移のエントロピー変化の大きな値から,相Cr.1は,方向性が動的に乱れた結晶,相Rot.1は回転相,いわゆるプラスチック結晶である可能性が高い。DMSO分子の再配向運動およびClO₄アニオンは,相転移メカニズムに寄与する。低温相におけるDMSO分子の再配向の推定活性化エネルギー値は,Ea=6.8±1.7kJmol^-1で,低温(I)と高温(II)相におけるClO4アニオンの活性化エネルギー値は,Ea(I)=10.0±0.5kJmol^-1およびEa(II)=2.9±0.1kJmol^-1である。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  過塩素酸塩 ,  多形 ,  熱重量分析 ,  熱分解 ,  爆発 ,  エントロピー ,  活性化エネルギー ,  再配向 ,  *分子配向 ,  配向秩序 ,  分子回転 ,  分子振動 ,  赤外吸収スペクトル ,  示差走査熱量測定 ,  *構造相転移 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド
準シソーラス用語： FTIRスペクトル

分類 (2件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  固相転移  (BL04020G)

物質索引 (1件)： DMSO

タイトルに関連する用語 (5件)： Fe ,  Os ,  熱分析 ,  相転移 ,  分子再配向