抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
半経験的分子軌道法計算パッケージMOPACに基づき,化学反応経路自動探索ツールGRRMの利用を可能とするインターフェイス計算コードを開発する。開発コードにより,半経験的分子軌道法による高効率な反応経路探索が可能となる。その応用として,two-step structural searchによる安定構造の網羅的探索を提案する。すなわち,半経験的分子軌道法による安定分子構造の網羅的なスクリーニング後,分子軌道法や密度汎関数法など高精度計算による再最適化により,安定構造分布を系統的に得ることができる。開発コードとtwo-step structural searchの適用事例として,セルロースにおけるカチオン吸着構造探索を実施する。本インターフェイス計算コードは,半経験的分子軌道法が正当な範囲で,大規模分子系における様々な化学反応経路探索に利用できると期待される。(著者抄録)