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J-GLOBAL ID:201702279275345589   整理番号:17A0359887

2011年の東北地方の地震と津波による湾口域の防波堤の崩壊後の大船渡湾における溶存酸素濃度と水交換の改善

Improvement in the dissolved oxygen concentration and water exchange in Ofunato Bay, Japan, after the collapse of the bay-mouth breakwater by the 2011 Tohoku Earthquake and tsunami
著者 (5件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 114-127  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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三陸沿岸の大船渡湾ではカキやホタテガイの養殖が盛んに行われていた。1967年から2011年までは,本湾は湾口域の防波堤により強い閉鎖環境にあり,水産養殖に適した穏やかな環境が防波堤により維持されていたが,水質悪化の影響は危惧されていた。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とその後の大津波により三陸沿岸に大規模な損害が生じ,大船渡湾の防波堤が崩壊した。本稿では,地震後に実施した海洋観測や直接的な海流調査で補足された1996年から2015年までに収集した毎月の海洋観測データについて解析した。過去の海洋観測データから,本湾の海底付近に最低の溶存酸素(DO)濃度が確認された。地震の前後の期間における各月の観測の最低DO濃度の平均値と標準偏差は,それぞれ5.81 ± 3.72と7.22 ± 1.49 mg L-1で,有意差があった。さらに,定常状態の河口域の循環における塩収支に基づくボックスモデルで推定した海水流入と水交換率が地震の前後で有意に異なっていた。地震後の本湾における海水流入の増加と迅速な水交換により,海底のDO濃度が顕著に改善した。これらの変化は,湾口域の防波堤の崩壊で生じた湾内の海水循環の改善に起因するものと考えられた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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漁場・漁況  ,  水産増養殖一般  ,  沿岸海洋物理学 
引用文献 (40件):
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