抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:マルチスライススパイラルCT(MSCT)肺機能イメージング技術を用いて、アスベスト沈着症患者の疾患の異なる分期における肺機能指標の変化及び特徴を評価する。方法:2013年1月1日~2015年12月31日の間に明確に診断されたアスベスト沈着症患者21例と正常対照群21例を選び、同時に被験者の年齢、性別、接触史、職種などの基本情報を収集した。各被験者に対して、それぞれ深い吸気口と深い呼気終末の息に対して全肺スキャンを行い、Siemens Pulmo肺定量分析ソフトを用いてCT肺容積、密度指標を測定した。独立したサンプルt検定により、アスベスト沈着症群と対照群の肺容積指標と平均肺密度指標を比較し、LSD-t検定を用いてアスベスト沈着病の異なる病期分類群と対照群の間の各肺機能指標に対して多重比較を行った。また、それぞれの順位和検定とFisherの確実な確率検定を用いて、アスベスト沈着病の異なる分類群間の粉塵接触史と職種のタイプを比較した。結果:(1)アスベスト沈着病I期群とII期群の職業接触時間の間に有意差があり(Z=5.023,P<0.05)、職業接触時間の延長に伴い、II期患者の出現確率が増加した。しかし,2つの群の間には,有意差がなかった(P>0.05)が,これらの2つの群の間には有意差がなかった。(2)アスベスト沈着症群における吸気相の肺容積(Vin)、左肺Vin(LVin)、右肺Vin(RVin)、吸気相及び呼気相の肺容積の差(Vin-Vex)はいずれも対照群より減少した。肺の容積(RVex),呼気相と呼気相の肺容積比(Vex/Vin)は,対照群と比較して増加した(すべてP<0.05)。しかし,VexとLVexは,2群間で有意差はなかった(P>0.05)。3)平均肺密度(MLDin),吸気相の平均肺密度(LMLDin),および吸気相の平均肺密度(RMLDin)には,2群間に有意差はなかった(P>0.05)。【結果】平均肺密度(MLDex),呼気相の平均肺密度(LMLDex),呼気相の平均肺密度(RMLDex),呼気相,および吸入相の平均肺密度(MLDex/MLDin)は,対照群と比較して増加した。平均呼気密度(MLDex-MLDin)は,対照群と比較して有意に減少した(P<0.05)。4)アスベスト沈着症II期群はI期群と対照群のRVexがいずれも増大した。ステージIとIIにおけるVin-Vexは,対照群におけるそれらより低く,群IIにおけるVin-Vexのレベルは,群Iにおけるそれより低かった(すべてのP<0.05)。3つの群の間には,肺容積指数とCTの平均肺密度における有意差がなかった(すべてP>0.05)。結論:アスベスト沈着症患者の肺機能の変化の特徴は肺総量、左肺と右肺の総量の減少、両肺の残気量、左肺と右肺の残気量の上昇、肺活量の低下、肺気腫の形成、そしてアスベスト沈着症患者の粉塵接触時間が長いほど、その病状が深刻になる。マルチスライススパイラルCT肺機能イメージング技術は,アスベスト沈着症患者の肺機能の評価において重要な役割を果たす。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】