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J-GLOBAL ID：201702279304352541   整理番号：17A1229433

クォークの行列式相互作用によって生成された3バリオン相互作用

Three-baryon interaction generated by determinant interaction of quarks

著者 (3件)： OHNISHI Akira (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KASHIWA Kouji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MORITA Kenji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2017  号： 7  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Kobayashi-Maskawa-‘t Hooft(KMT)相互作用として知られるクォークの行列式相互作用によって生成される3バリオン相互作用を議論する。1-,2-,3-八重項バリオン状態に対し,KMT相互作用演算子の期待値を完全反対称化クォーク・クラスタ模型波動関数で計算する。KMT相互作用から生成された3バリオンポテンシャルは,NNN系に対してはゼロであるが,NNΛ系およびNΛΛ系に対しては斥力であることを見出す。3バリオンポテンシャルの強さと範囲は格子QCDシミュレーションで得られたNNN・3体ポテンシャルに対するものと同等であることを見出す。核物質中でのΛ1粒子ポテンシャルに対する寄与は,ノーマルな核物質密度で,中性子物質で0.28MeV,対称核物質で0.73MeVであることを見出す。これらの斥力はハイペロンパズルを解くには十分ではないが,高精度ハイパー同位体実験で測定される可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 素粒子相互作用 ,  行列式 ,  クラスタ模型 ,  力 ,  核子 ,  Λ粒子 ,  核物質 ,  中性子物質 ,  *クォーク物質 ,  問題 ,  ポテンシャル ,  中性子星 ,  状態方程式
準シソーラス用語： KMT相互作用 ,  *3バリオン相互作用 ,  三体力 ,  *ハイペロンパズル

分類 (2件)： 原子核模型  (BG02040Z) ,  恒星  (DB05000P)

引用文献 (47件)：

• P.B. Demorest, T. Pennucci, S.M. Ransom, M.S.E. Roberts, and J.W.T. Hessels, Nature 467, 1081 (2010) [arXiv:1010.5788 [astro-ph.HE]] [Search INSPIRE].
• J. Antoniadis et al., Science 340, 6131 (2013) [arXiv:1304.6875 [astro-ph.HE]] [Search INSPIRE].
• N.K. Glendenning and S.A. Moszkowski, Phys. Rev. Lett. 67, 2414 (1991).
• S. Nishizaki,Y.Yamamoto, and T. Takatsuka, Prog. Theor. Phys., 108, 703 (2002).
• Z.H. Li and H.J. Schulze, Phys. Rev. C 78, 028801 (2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： クォーク ,  行列式 ,  相互作用 ,  バリオン