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J-GLOBAL ID:201702279349964083   整理番号:17A0627145

タイヘイヨウサケ属163系群の生産性に及ぼす北太平洋海流の影響

Effects of the North Pacific Current on the productivity of 163 Pacific salmon stocks
著者 (5件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 268-281  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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水平方向の海洋輸送は,沿岸域への餌資源の物理的な海洋条件や移流を変えることにより,沿岸生態系における高次の栄養段階の生物種の動態に影響を及ぼしている。本研究では,北米産タイヘイヨウサケ属系群の生産性の変化について,北太平洋海流(NPC)の2種類の指数の変動が関連しているかどうかを調査した。具体的には,階層ベイズモデルを用いて,北太平洋環流振動(NPGO)によって示されるNPC-Bifurcation(BI)の南北位置とNPC強度がカラフトマス,サケ,及びベニザケの163系群の生産性に及ぼす影響を推定した。その結果,ワシントン州(WA)とブリティッシュコロンビア州(BC)に生息するサケ類系群では,BIとNPGOの両方とも,生産性に有意な正の影響を与えたことから,北方へシフトするBifurcationと強いNPCがサケ類の生産性の増加に関連していることが示唆された。WAとBCの水域では,この推定されたNPGOの影響はカラフトマスとサケのBIの影響より2倍以上大きかったが,ベニザケの場合はBIの影響はNPGOより2.4倍高かった。WA産やBC産の系群とは対照的に,アラスカ産のサケ類系群の生産性に及ぼす水平方向のこれら2種類の海洋輸送プロセスによる弱い影響が認められた。本研究の結果は,水平方向の輸送経路は北米の南部水域におけるタイヘイヨウ属サケ類の個体群動態には強い影響を与える可能性があることを示したが,同北部水域では影響が認められなかったことから,これらの種では,異なる環境経路が北部と南部水域におけるサケ類の生産性の変化の根底に存在することが示唆された。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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著者キーワード (4件):
分類 (4件):
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魚類  ,  漁場・漁況  ,  生態系  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (58件):
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