文献
J-GLOBAL ID:201702279532580186   整理番号:17A0270380

栗(Castanea sativa)殻タンニンに基づいた環境に優しい木材接着剤

Environmentally friendly wood adhesives based on chestnut (Castanea sativa) shell tannins
著者 (5件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 89-100  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: C0118A  ISSN: 0018-3768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本検討の目的は,工業用リグノセルロース廃棄物(即ち,栗殻,栗とげ,ユーカリ樹皮)から抽出されたタンニンに基づいた内装材用パーティクルボードの接着剤処方を作成することであった。接着剤処方からホルムアルデヒドを完全に除去することに重点を置いた。接着剤のゲル化時間およびポットライフに及ぼすホルムアルデヒドへの代替硬化剤(パラホルムアルデヒド(PAR),トリス(ヒドロキシメチル)ニトロメタン(TRIS),グリオキザール(GLY),ヘキサメチレンテトラミン(HEX))のタイプと濃度そしてpHの影響を調べた。接着剤を熱機械分析(TMA)と13C-NMR分光法により特性化した。パーティクルボートを作製し,ボード品質と遊離ホルムアルデヒドを評価した。その結果,パーティクルボートを栗殻タンニン抽出物と異種硬化剤(TRIS,GLY,HEX)で処方された接着剤で作製できて,市販のフェノール-ホルムアルデヒド木材接着剤を置換することができた。更に,濃縮した栗殻タンニンを,ボード品質を落さずに,栗とげやユーカリ樹皮等の加水分解性タンニンと低率(<40%)で組み合せることができた。調製されたタンニン接着剤は,処方から完全にホルムアルデヒドを除去する優位性を有していた。TRIS,GLYとHEXタンニン接着剤で調製されたボードは,ホルムアルデヒド放出に関してE0にランクされた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (6件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
改良木材  ,  その他の汚染原因物質  ,  各種接着剤  ,  フェノール系樹脂  ,  橋かけ剤とその触媒  ,  木材化学 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る