文献

J-GLOBAL ID：201702279606548821   整理番号：17A0665642

SiO_2ナノ粒子は成体ゼブラフィッシュにおけるうつ病と不安様行動を引き起こす【Powered by NICT】

SiO₂ nanoparticles cause depression and anxiety-like behavior in adult zebrafish

著者 (12件)： Li Xiang (State Key Laboratory of Medicinal Chemical Biology, Key Laboratory of Bioactive Materials, Ministry of Education, College of Life Science, Nankai University, Tianjin 300071, China. [e-mail]) ,  Liu Xiaodong ,  Li Teng ,  Li Xu ,  Feng Daofu ,  Kuang Xiangyu ,  Xu Jia ,  Zhao Xin ,  Sun Mingzhu ,  Chen Dongyan ,  Zhang Zhixiang ,  Feng Xizeng
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 7  号： 5  ページ： 2953-2963  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工ナノ粒子(NPs)の広範囲な使用は,環境は,ナノ材料に暴露されていることを不可避にしている。結果として,生態系と生物への生物学的効果が注目を集めている。,ナノシリカ(SiO_2~-NP)とレセルピンは新規な槽試験におけるゼブラフィッシュ成魚におけるうつ病様行動を誘発することを報告する。ナノシリカあるいはレセルピンは移動運動の減少,探索行動を阻害し,抑うつ表現型を悪化させると遊泳パターンを乱すことにより抑うつ表現型を誘導する。免疫組織化学は,ナノシリカとレセルピンにより誘発された鈍り移動はチロシンヒドロキシラーゼの減少した発現と関連していることを明らかにした。阻害される探索行動,増悪抑欝表現型,および撹乱された時空間遊泳経路パターンはセロトニンの発現増加に関連している。これらの知見は,ナノシリカおよびレセルピンの同様の行動と抑制誘導効果は共通の生理的メカニズムを共有する可能性があることを示唆した。要約すると,著者らの結果は,神経系におけるシリカナノ粒子への曝露を可能性のある抑制誘導因子であることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *うつ病 ,  表現型 ,  *ナノ粒子 ,  遊泳 ,  *成体 ,  神経系 ,  ナノ材料 ,  免疫組織化学 ,  *ゼブラフィッシュ ,  人間 ,  探索行動 ,  生態系 ,  チロシンヒドロキシラーゼ ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  脂環式化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  アドレナリン遮断薬 ,  カルボリンアルカロイド ,  フェノールエーテル ,  カルボン酸エステル ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： シリカナノ粒子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 精神科の基礎医学  (GR01020I)

物質索引 (2件)： セロトニン ,  レセルピン

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノ粒子 ,  成体 ,  ゼブラフィッシュ ,  うつ病 ,  不安様行動