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J-GLOBAL ID:201702279626088237   整理番号:17A0497201

錯化を増強することによる水の油へのイオン輸送の促進:シミュレーション研究

Complexation Enhancement Drives Water-to-Oil Ion Transport: A Simulation Study
著者 (4件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 427-436  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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今回,水溶液および有機溶液中のイオンの溶媒和の構造およびエネルギー論を検討し,その結果液体-液体イオン輸送を理解することができた。分極化可能な力場を用いる原子の分子動力学(MD)シミュレーションを実施し,配位の転換が促進する水性およびアルキルアミド-油溶液間のランタニド(Ln(III))および硝酸イオン輸送を研究した。有機相において配位挙動が増大し,これは水性溶液とは対照的であった。特に,Ce(III)の配位数は,水性溶液中の8.9から有機溶液中の9.9に増大した。Yb(III)については水性システムの8から有機システムの8.8に増大した。更に,局所的配位環境は劇的に変化した。平均力計算より,Ln(III)-配位子の配位相互作用強度が配位子に関し硝酸塩>水>DMDBTDMAの順である可能性であることが分かった。この配位相互作用強度は,親油性環境においては水相と比較し2倍に増大し,これは外部溶媒和シェルの脱離のためであることが分かった。今回の知見により,イオンの非混和相間への移動を誘起する競合的溶媒和エネルギー論に対する外圏相互作用の重要性が分かった。今回の知見は希土類金属の分離のような重要な用途を開発するための必須成分であった。重金属の配位挙動のシミュレート時の未解決の問題も検討した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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第3族元素の錯体  ,  液-液界面 

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