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J-GLOBAL ID：201702279717773029   整理番号：17A1100315

転写因子活性におけるフィルタゆらぎへの遅いクロマチン動力学ポリコーム標的遺伝子を可能にする【Powered by NICT】

Slow Chromatin Dynamics Allow Polycomb Target Genes to Filter Fluctuations in Transcription Factor Activity

著者 (3件)： Berry Scott (John Innes Centre, Norwich Research Park, Norwich NR4 7UH, UK) ,  Dean Caroline (John Innes Centre, Norwich Research Park, Norwich NR4 7UH, UK) ,  Howard Martin (John Innes Centre, Norwich Research Park, Norwich NR4 7UH, UK)
資料名： Cell Systems  (Cell Systems)
巻： 4  号： 4  ページ： 445-457.e8  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3087A  ISSN： 2405-4712  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリコーム抑制複合体2(PRC2)によって標的にされる遺伝子から,クロマチン修飾および転写因子のような拡散性調節因子によりトランスにもシスに調節されている。ここでは,転写はPolycombサイレンシングに拮抗する直接数学モデルを導入し,それによって遺伝子発現に対するこれらのcis-およびトランス調節入力を結びつける。モデルを最近の実験データPRC2媒介抑制クロマチン修飾は非常にゆっくり蓄積することを示すことによりパラメータ化した。モデルはDNA複製を通して持続する自己永続的,双安定活性及び抑制されたクロマチン状態を形成し,それにより電流クロマチン状態の高忠実度伝達を確実にした。しかし,十分に強い,持続的活性化または抑制転写の活性及び抑制されたクロマチン状態間のスイッチングを促進した。クロマチン修飾動力学は遅い場合,転写活性化または抑制の過渡パルスが効果的に排除されることを観測し,後成的記憶を保持するようにした。雑音フィルタリングは,このような緩徐なクロマチン動力学に依存し,PRC2ベース調節の重要な機能を示す可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 数学モデル ,  *クロマチン ,  双安定性 ,  *転写因子 ,  遺伝子発現 ,  *フィルタ ,  パラメタリゼーション ,  遺伝子サイレンシング ,  *ゆらぎ ,  DNA複製 ,  *遺伝子
準シソーラス用語： 転写活性化 ,  クロマチン修飾 ,  ポリコーム抑制複合体2 ,  *標的遺伝子 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (10件)： エピジェネティクス ,  転写 ,  クロマチン ,  数学的モデル化 ,  雑音フィルタリング ,  ヒストン修飾 ,  bistability ,  cisメモリ窓 ,  ディジタル ,  類似体

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (6件)： 転写因子 ,  活性 ,  ゆらぎ ,  クロマチン ,  動力学 ,  標的遺伝子