抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新たな機械やシステム,インタフェースを設計したり,改善したりする場合には,それを使う人間の寸法や力の出しやすさなどの情報が不可欠である。このように,重要な人体寸法は様々な形でデータベースが提供されている。データは,骨や関節の突起などの位置を測定点として定め,それぞれをデータとして示すものである。この測定方法は,マルチン式測定法として知られている。身長を基準とした概略の設備寸法は,本文に示されている。設備に人体寸法を適用するときには,人間の姿勢は自然体である,履き物寸法,着膨れ,個人差,性差,人種差,年齢差,障害者配慮,体格向上による寸法などの伸び,採用パーセンタイル値を考慮する。人間の体はそのシステムにおいては姿勢として存在する。姿勢としては,立位,座位,臥位の3種類に大別できる。中腰姿勢がエネルギー代謝率,心拍数ともに大きく,姿勢の負担が大きい。直立姿勢,椅座姿勢,仰臥姿勢の順に負担は減っていく。このような様々な姿勢をとって長時間作業していると疲労してくる。特に中腰姿勢が最も疲れる。