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J-GLOBAL ID:201702280047455782   整理番号:17A1193248

生細胞中の光クリック化学を用いた発生期RNAの一時的標識

Temporal Labeling of Nascent RNA Using Photoclick Chemistry in Live Cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 139  号: 24  ページ: 8090-8093  発行年: 2017年06月21日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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金属を使用しない歪み促進光クリックアジド-アルキン環化付加(SPPAC)反応を,初めて細胞内での発生期アジド-修飾RNAのタグ付けのために応用した。化学合成シクロプロペノン-ケージ化オキサジベンゾシクロオクチン(フォト-ODIBO)ビオチンに波長350nmの紫外光を照射するとSPPAC反応性化学種を生成し,これは速やかに2′-アジドアデノシン(2′N3-A)と速やかに付加物を形成した。この反応は紫外分光法により追跡することができた。フォト-ODIBOはチオール存在下であっても高度に安定であり,ODIBOよりも安定であった。HeLa細胞を2′N3-Aにて処理して細胞中のRNAを代謝的に標識した後,全RNAを抽出し,アジド-RNAを分離して精製した。in vitroにてアジド-RNAとフォト-ODIBOを350nm光照射下で反応させた結果,短時間にてRNAはODIBOにより標識されることが分かった。このODIBO標識は,光照射無しあるいはODIBOを用いた場合には起こらなかった。また細胞内に豊富に生成するチオール源であるグルタチオンに匹敵するレドックス能を持つβ-メルカプトエタノールの存在下であってもチオール-介在アジド還元は起こらなかった。さらに,2′N3-Aにて処理したHeLa細胞中でもRNAのフォト-ODIBOによる標識が可能なことを実験により確証した。このODIBO標識法は選択的光照射による細胞の蛍光イメージングやRNA富化に応用できる。
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分類 (5件):
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有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  生物物理的研究法  ,  細胞構成体の機能  ,  付加反応,脱離反応  ,  光化学反応,ラジカル反応 
物質索引 (5件):
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