文献
J-GLOBAL ID:201702280105665597   整理番号:17A0716190

包括的サービス抗癌剤としてのメラトニン:発生と進行と転移の阻害

Melatonin, a Full Service Anti-Cancer Agent: Inhibition of Initiation, Progression and Metastasis
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
メラトニンが発生,進行および転移段階の癌を鎮静するという非常に信頼できる証拠がある。多くの場合,これらの阻害作用を支える分子機構が提案されている。しかしながら,厄介なこととしてメラトニンが癌の発達と成長を抑制するとされる多数の過程がある。これら多様な作用は,観察されていることがまだ明らかでないメラトニンの根底にあるより根本的な作用の現象であることを示唆している。癌に対するメラトニンの阻害作用のいくつかは膜受容体媒介性であるが,膜受容体非依存性であり,この偏在性分子の直接細胞内作用に関係するものもある。メラトニン/癌研究は乳癌の抑制におけるインドールアミンの役割に重点が置かれていたが,メラトニンによる阻害を受けやすいことが示されている多くの癌のタイプの研究に急速に変わってきている。この研究には臨床レベルで即時適用可能ないくつかの側面がある。多くの研究はメラトニンの同時投与が従来の薬物による癌の感受性を改善することを示している。さらに重要なことは,メラトニンは以前はこれらの同じ治療法に感受性である治療に対して完全に抵抗性の癌を生じることの発見である。また,メラトニンは癌細胞の血管系への浸潤を抑制し,離れた部位で二次増殖の成立を妨げることにより転移に関連する分子プロセスを阻害する。これは,癌転移がしばしば患者の死亡に大きく関連するため特に重要である。さらなる検討が必要な別の分野としては,抗癌薬の有害な影響を軽減し,効能を増強する際のメラトニンの効果である。この知見は10年以上にわたって利用可能であるが,臨床レベルでは十分に活用されていない。癌患者におけるメラトニンの唯一有益な作用が急性および長期の薬物毒性を軽減する能力であるとしても,患者の身体的幸福を改善するためにメラトニンを使用すべきである。しかしながら,実験的な知見は従来の癌療法との併用療法としてメラトニンを使用する利点としての患者の幸福改善をはるかに上回ることを示唆している。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の脊椎動物ホルモン  ,  腫ようの薬物療法 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る