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J-GLOBAL ID:201702280126062716   整理番号:17A1086593

ヒトTリンパ球Jurkat細胞株におけるT細胞活性化に対するI3CおよびDIMの用量依存的応答

Dose-Dependent Responses of I3C and DIM on T-Cell Activation in the Human T Lymphocyte Jurkat Cell Line
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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インドール-3-カルビノール(I3C)とその二量体ジインドリルメタン(DIM)は,アブラナ科野菜に見られる植物毒素グリコシノレートであるグルコブラッシシンの生物活性代謝産物である。I3CとDIMは免疫経路調節を介してアポトーシス促進性,抗増殖性および抗発癌性を有することが報告されている。しかしながら,これらの研究結果は,薬理学的効果に対するこれら生物活性物質の評価が不十分であるため,決定的ではない。本研究では,ヒトTリンパ球Jurkat細胞株(クローンE6-1)におけるサイトカイン産生に対するI3CとDIMの用量依存的効果を解析した。その結果,リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)および酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)測定によれば,それぞれ50μMと10μMのより高い濃度のI3CとDIMの前処理によりPMA/イオノマイシン-誘導インターロイキン-2(IL-2),インターロイキンn-8(IL-8)および腫瘍壊死因子-α(TNF-α)産生が増加することが分かった。このような顕著なサイトカイン放出の根底にあるメカニズムとして,I3C前処置により下流核因子κB(NF-κB)と活性化T細胞1(NFAT1)シグナリングの強い増加を見出したが,DIM前処置ではNF-κBのみ活性化し,NFAT1は活性化しなかった。そこで,I3C/DIM前処置がT細胞をPMA/イオノマイシン刺激に対して過敏にさせ,これにより2つの主要な下流Ca2+依存性炎症経路であるNF-κとFAT1を特異的に誘導するという仮説を立てた。本データは,生理学的条件下では無視できる程度の効果であるI3CとDIMの薬理学的濃度による炎症促進性サイトカイン放出誘発の根底にあるメカニズムに対する新規な知見を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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ピロールの縮合誘導体  ,  植物の生化学  ,  サイトカイン  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (5件):
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