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J-GLOBAL ID:201702280181286998   整理番号:17A0492074

1,2,3-トリアゾールを介して結合した新規フルコナゾールβ-ラクタム結合体の合成と生物学的評価

Synthesis and biological evaluation of new fluconazole β-lactam conjugates linked via 1,2,3-triazole
著者 (10件):
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巻: 41  号:ページ: 470-479  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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新規1,2,3-トリアゾール結合β-ラクタム-フルコナゾール結合体12(a~l)を設計し,合成した。この化合物は,2つの病原性Candida菌株に対して強力な抗真菌活性を示すことが分かった。Candida albicans ATCC 24433およびCandida albicans ATCC 10231のMIC値は0.0625ー2μgmL<sup>-1</sup>であった。化合物12h,12jおよび12kは,フルコナゾールと比較してC.ネオフォルマンスATCC 34554を除く全ての試験された真菌病原体に対して有望な抗真菌活性を示した。パラ-アニシジンおよびベンズアルデヒドを用いてβ-ラクタム環が形成された化合物12jは,Candida albicans(ATCC 24433)に対するIC<sub>50</sub>値が<0.015μg/mLで,フルコナゾールよりも強力であることが判明した。活性化合物についてのメカニズム研究から,抗真菌作用はエルゴステロール抑制に起因することが分かった。0.125μgmL<sup>-1</sup>の濃度の化合物12hおよび12jが,それぞれ91.5および96.8%のエルゴステロール消耗を引き起こすのに比べて,フルコナゾールは同じ濃度で49%のエルゴステロール消耗を引き起こすことが分かった。分子ドッキング研究で,全てのフルコナゾールβ-ラクタム結合体12(a~l)が様々な程度の親和性を持ってラノステロール14α-デメチラーゼ(CYP51)の活性部位にぴったり収まることが分かった。予想通り,化合物12j(-58.961kcal/molの結合エネルギーは,フルコナゾール(-52.92kcal/molの結合エネルギーよりもはるかに小さいことが分かった。合成された化合物は,Candida敗血症の抑制のための治療可能性を有することが分かった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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薬物の物理化学的性質  ,  抗細菌薬の基礎研究 
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