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J-GLOBAL ID：201702280236099309   整理番号：17A0551321

熱散逸のある量子ドットの共鳴トンネル現象に基づいたエネルギーハーベスタの変換効率

Conversion efficiency of an energy harvester based on resonant tunneling through quantum dots with heat leakage

著者 (2件)： KANO Shinya (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  FUJII Minoru (Kobe Univ., Kobe, JPN)
資料名： Nanotechnology  (Nanotechnology)
巻： 28  号： 9  ページ： 095403,1-7  発行年： 2017年03月03日 
JST資料番号： W0108A  ISSN： 0957-4484  CODEN： NNOTER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 環境中の廃熱を電力として回収できる熱電エネルギーハーベスタの効率を改善する方法として,高い断熱性と導電性を併せ持つ熱電材料の開発がある。本稿では,共鳴トンネル現象に基づくエネルギーハーベスタの変換効率を,熱散逸を考慮してモデル化し,さらに,変換効率を向上する方法を提案した。従来の熱電ナノ材料とその使用条件では,室温における熱電変換の有効効率は熱の散逸によって1/10程度になる。効率向上のためには熱の散逸を減らす必要がある。エネルギーハーベスタに十分な熱エネルギーを供給することで,収穫可能な電力が増加する。量子ドットに複数のエネルギー準位を持たせることで,出力を最大で10倍程度に増大することができる。熱散逸の低減,デバイスサイズの縮小,および離散エネルギーレベルの複数化による出力向上にとって,大量にドープしたコロイド状半導体量子ドットはエネルギーハーベスタの量子ドット単層のための候補の1つである。

シソーラス用語： 散逸 ,  *量子ドット ,  *共鳴トンネル効果 ,  *電気機械 ,  エネルギー変換効率 ,  熱電材料 ,  ナノ材料 ,  コロイド
準シソーラス用語： 熱散逸 ,  *エネルギーハーベスタ ,  コロイド量子ドット

分類 (1件)： 熱電デバイス  (NC03090J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 熱散逸 ,  量子ドット ,  共鳴 ,  トンネル現象 ,  エネルギーハーベスタ ,  変換効率