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J-GLOBAL ID：201702280328432612   整理番号：17A0678084

押出し加工の加工限界

著者 (1件)： 星野倫彦 (日本大学理工学部機械工学科)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 58  号： 674  ページ： 192-195(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 押出し加工における加工限界は,押出しプレス機の能力が劣っていた時代の「押し詰まり」や強度不足による「工具損傷」から押出し製品の表面性状や機械的特性までいろいろあり,本稿ではそのような加工限界を紹介した。押出し加工の加工限界を問題現象で分類して列挙し,その原因について説明した。「押し詰まり」では,押出しプレスの能力不足,工具強度不足,被加工材の高変形抵抗を原因として取り上げ,「工具寿命」では,摩耗強度不足,耐熱強度不足,被加工材との親和性を原因として取り上げた。また,「製品寸法精度」では,工具形状不良,不整な流動状態を,「表面性状」では,表面欠陥,表面組織粗大化を,「製品の材料特性不足」では,組織不均一化,偏析を,それぞれ原因として取り挙げて詳しく説明した。

シソーラス用語： 押出 ,  *表面性状 ,  機械的性質 ,  変形抵抗 ,  耐熱性 ,  耐摩耗性 ,  親和性 ,  表面欠陥 ,  表面構造 ,  偏析 ,  *寸法精度 ,  統計解析
準シソーラス用語： 押出プレス ,  *押出加工 ,  *加工限界 ,  *原因分析 ,  工具形状 ,  工具損傷 ,  材料特性

分類 (1件)： 押出  (WC04020A)

引用文献 (15件)：

• 1) 日本塑性加工学会編:日本の塑性加工I, (1986), 471, 日本塑性加工学会.
• 2) 日本塑性加工学会編:塑性加工技術シリーズ5, 押出し加工, (1992), 139, コロナ社.
• 3) 城山魁助・新井幸雄・岡本恒雄:古河電工時報, 48 (1971), 81-90.
• 4) 古谷匡・柳浦崇宏:型技術, 11-8 (1996), 10-11.
• 5) 型技術協会:熱間用金型の寿命対策, (2001), 242-243, 日刊工業新聞社.

タイトルに関連する用語 (2件)： 押出し加工 ,  加工限界