抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,熊本地震の被災地である西原村での災害ボランティアセンターについて,その開設からの経緯と取組みについて報告する。西原村は現在約7000人の人口の村であるが,1960年代初めに7000人だった人口が1970年代にかけて5000人に減じ,再び1980年代から人口が増加に転じ現状に回復した経緯がある。元々の住民を旧住民,新たに転入してきた住民を新住民,かつていた住民を元住民とすると,当村の災害対応にはこの3者のもつそれぞれのネットワークが大きな役割を果たした。西原村災害ボランティアセンターの特徴は,被災地域の中に3か所のサテライトを設置した,サテライト方式である。住民目線でをキーワードに,住民自身にボランティアの受け入れ,マッチングを担ってもらうという試みであった。生活再建にむけては2016年3月頃から,支援者間のゆるやかな情報交換のネットワークとして「西原村rebornネットワーク」を再始動させた。