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J-GLOBAL ID:201702280584719758   整理番号:17A0326892

沖縄の海域におけるザトウクジラの分布と局地的な移動は性別と生殖状態に依存する

Distribution and Local Movement of Humpback Whales in Okinawan Waters Depend on Sex and Reproductive Status
著者 (13件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 58-63  発行年: 2017年02月01日 
JST資料番号: F0012B  ISSN: 0289-0003  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ライントランセクト法と写真同定法を用いて,日本の南西部の沖縄本島西海岸の海域におけるザトウクジラの分布と局地的な移動パターンを調査した。ライントランセクト測定は2011~2014年に,写真同定測定は2006~2012年にかけて行った。測定中に,ザトウクジラは伊江島と慶良間諸島の周辺に集合し,この2島の間を移動する際には沖縄本島の沿岸地域を泳いでゆく傾向を示した。性別が既知の496頭のザトウクジラを写真で同定した(オス322頭,メス75頭,子連れのメス99頭)。この内24.8%は同一の季節内に伊江島と慶良間諸島の間を局所的に移動したことが確認された。オス,メス,子連れのメスの局所的移動の度数率はそれぞれ,41.9%,25.0%および15.1%であった。オスの局所的移動の度数率は,メスや子連れのメスと比べて有意に高かった。これらの結果は,メスや子連れのメスと比較してオスのザトウクジラは局地的な繁殖場所の間をより活発に移動する傾向のある事を示す。オスはより多くの繁殖の機会を探索する一方で,子連れのメスは子供を養育する為に同一地域に留まる傾向を有すると考えられる。これらの知見により,これまでほとんど知られることのなかった沖縄近海におけるザトウクジラの生息地利用及び生殖生態学的な知識が拡大される。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
引用文献 (34件):
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