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J-GLOBAL ID：201702280783635346   整理番号：17A1041017

熱力学的硬さおよび硬さ最大化原理

Thermodynamic hardness and the maximum hardness principle

著者 (4件)： Franco-Perez Marco (Departamento de Quimica, Universidad Autonoma Metropolitana-Iztapalapa, Av. San Rafael Atlixco 186, Ciudad de Mexico 09340, Mexico) ,  Gazquez Jose L. (Departamento de Quimica, Universidad Autonoma Metropolitana-Iztapalapa, Av. San Rafael Atlixco 186, Ciudad de Mexico 09340, Mexico) ,  Ayers Paul W. (Department of Chemistry, McMaster University, Hamilton, Ontario L8S 4M1, Canada) ,  Vela Alberto (Departamento de Quimica, Centro de Investigacion y de Estudios Avanzados, Av. Instituto Politecnico Nacional 2508, Ciudad de Mexico 07360, Mexico)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 147  号： 7  ページ： 074113-074113-7  発行年： 2017年08月21日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 温度および外部ポテンシャルを一定としてリザーバの熱力学的化学ポテンシャルを基準とする電気化学ポテンシャルの部分微分によりグランドカノニカルアンサンブル式におけるハードネスの代替定義(熱力学的硬さと命名)を提案した。この温度依存性定義は他の種との相互作用におけるシステムの電荷移動プロセス通過傾向の尺度として説明され,本来の定義の理念を維持している。この微分を定温および化学的に興味がもたれる温度までの領域において三状態アンサンブルモデルにより記述することにより,ゼロ部分電荷においてこの熱力学的硬さがT^-1(I-A)に比例する(Iは第一イオン化ポテンシャル,Aは電子親和力,Tは温度)ことを見いだした。部分電荷がゼロではない場合には熱力学的硬さはゼロに近い。よって,本定義によりDiracデルタ関数の存在を回避できる。この定義による化学的硬さが整数または分数電子数をもつ化学種の硬さ特性について有意で認識可能な情報を与え,本解析によってここに定義した硬さの可能な最大値と最小柔らかさ原理との関係を確立でき,両原理が最小部分電荷および最大安定性条件に関連することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *硬度 ,  *熱力学的性質 ,  化学ポテンシャル ,  偏微分方程式 ,  集団模型 ,  温度依存性 ,  電荷移動 ,  三準位系 ,  イオン化ポテンシャル ,  電子親和力 ,  安定性 ,  *最大化問題 ,  *ポテンシャルエネルギー
準シソーラス用語： *ハードネス ,  化学的硬さ ,  硬さ ,  電気化学ポテンシャル ,  *熱力学的硬さ

分類 (2件)： 分子の性質一般  (BH05031D) ,  化学熱力学・熱化学一般  (CB02010E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱力学 ,  硬さ ,  最大化 ,  原理