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J-GLOBAL ID:201702280831451845   整理番号:17A0552008

担持脂質二重層の相挙動: 粗粒分子動力学シミュレーションによる系統的な研究

Phase behavior of supported lipid bilayers: A systematic study by coarse-grained molecular dynamics simulations
著者 (3件):
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巻: 146  号: 15  ページ: 154902-154902-10  発行年: 2017年04月21日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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固体担持脂質二重層は,その安定性を理由として,生物学的な膜のモデルとして実験科学者によって利用されている。しかしながら,独立している二重層と比較して,基質へのその近接近はその相挙動に影響し得る。このことは未だあまりよく理解されておらず,これまでそのような系に関してなされた計算研究は少ないので,ここでは,さまざまな脂質-基質相互作用をもつ固体担持脂質二重層に関する,非明示的な溶媒モデルの分子動力学シミュレーションに基づいた系統的な研究の結果を示した。基質に近接している脂質頭部と基質の間の引力的相互作用は,末梢から基部二重層リーフレットへの脂質の転位を増加させる。それによって,脂質密度の2層間不均衡をもたらし,基部リーフレットの脂質密度が末梢リーフレットよりも高くなる。結果として,基部リーフレットの秩序パラメータは末梢リーフレットよりも高くなることが見出され,脂質相互作用の強度が強くなると,その効果も大きくなる。基部リーフレットは,2つの相の間の突然の融解転移でゲルおよび流体相を示す。一方,基部リーフレットの融解温度より下では,末梢リーフレットは共存するゲルと流体ドメインで不均一になる。この流体ドメインのサイズは,液体相の強度の上昇で増大する。低温では,末梢リーフレットの不均一性はその減少した脂質密度による。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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脂質一般  ,  数値計算 

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