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J-GLOBAL ID：201702280899386745   整理番号：17A0306800

キノキサリン系非対称ONNOドナー配位子を含むいくつかの金属錯体に関する研究 合成,分光法キャラクタリゼーション,熱的特性,in vitro生物学的研究および密度汎関数法計算

Studies on some metal complexes of a quinoxaline based unsymmetrical ONNO donor ligand: Synthesis, spectral characterization, thermal, in vitro biological and DFT studies

著者 (2件)： DHANARAJ C. Justin (Univ. Coll. of Engineering, Tamil Nadu, IND) ,  JOHNSON Ijo (Univ. Coll. of Engineering, Tamil Nadu, IND)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 127  号： 2  ページ： 1845-1862  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非対称構造の3-((3-(1-(2-ヒドロキシフェニル)エチリデンアミノ)プロピルイミノ)キノキザリン-2(1H)-オン(L)を合成した。Lを配位子としてコバルト,ニッケル,銅,亜鉛錯体[M(L)]を合成した。モル伝導率の測定からLは非電解質であることを確めた。粉末X線回折,¹Hおよび¹³C NMR,電子スピン共鳴スペクトル,紫外可視吸収スペクトルを測定し,密度汎関数法計算により結晶構造,電子構造,および非線形光学効果を検討した。M=Co,Ni,Zn錯体は非晶質で四面体構造,銅錯体はナノ結晶で平面四角形構造をもち,Schiff塩基イミノN,キノキザリンおよびフェノールからのOによる非対称なONNOによる配位を含む単核錯体である。サイクリックボルタンメトリー,磁化率を測定した。熱重量分析および示差熱重量分析により熱的性質を調べた。大腸菌,肺炎球菌,肺炎桿菌,黄色ぶどう球菌に対する抗菌作用は銅錯体,Aspergillus niger,Aspergillus flavus,Penicillium chrysogenum,Rhizopus.stoloniferに対する抗真菌作用はコバルト錯体が高活性であった。いずれの錯体も過酸化水素を酸化剤とするDNA解裂に活性であった。抗酸化活性を調べた結果,スーパオキシドアニオンのスカベンジには亜鉛錯体,過酸化水素除去にはニッケル錯体が温和な活性を示した。乳癌に対する抗癌活性を調べた結果,銅錯体が弱い活性を示した。

シソーラス用語： *アゾメチン ,  *Schiff塩基錯体 ,  化学合成 ,  *コバルト錯体 ,  *ニッケル錯体 ,  *銅錯体 ,  *亜鉛錯体 ,  非電解質 ,  X線回折 ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  ESR【磁気共鳴】 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  密度汎関数法 ,  *結晶構造 ,  *非線形光学 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  磁化率 ,  熱重量分析 ,  示差熱重量分析 ,  *抗細菌作用 ,  *抗真菌作用 ,  酸化防止剤 ,  抗腫瘍作用 ,  Aspergillus flavus ,  Aspergillus niger
準シソーラス用語： DNA切断 ,  Rhizopus stolonifer ,  *Schiff塩基 ,  *アセトフェノン誘導体 ,  *キノキサリン誘導体 ,  *フェノール化合物 ,  抗癌活性 ,  抗菌作用 ,  抗酸化剤 ,  *非対称構造 ,  粉末X線回折

分類 (4件)： 芳香族単環アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF05050D) ,  遷移金属錯体一般  (CE01040N) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I) ,  病原体作用薬一般  (GW17010H)

タイトルに関連する用語 (11件)： キノキサリン ,  非対称 ,  配位子 ,  金属錯体 ,  研究 ,  分光法 ,  キャラクタリゼーション ,  熱的特性 ,  生物学 ,  密度汎関数法 ,  計算