RGB色空間において意図通りに実行できる色相保持式カラー画像処理

KAMIYAMA Minako; TAGUCHI Akira

文献

J-GLOBAL ID：201702280945958888 整理番号：17A1943605

RGB色空間において意図通りに実行できる色相保持式カラー画像処理

Hue-Preserving Color Image Processing with a High Arbitrariness in RGB Color Space

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資料名：
巻： E100.A 号： 11 ページ： 2256-2265(J-STAGE) 発行年： 2017年
JST資料番号： U0466A ISSN： 1745-1337 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

色相を保持することは,カラー画像処理にとって重要な問題である。色相を保持するためには,RGB色空間からHSIまたはHSV色空間に変換してカラー画像処理を実行することが多い。RGB色空間から別の色空間への変換とその空間における処理は,通常,色域問題を生じる。本稿では,色相を保ちつつ,R,G,Bチャンネルの範囲(色域)を守る画像強調手法を提案した。最初に,色相と彩度を保持しながら行う明度の処理方法を示した。この方法では,明度成分に対して任意のグレースケール変換関数を適用することができる。次に,色相と明度を保持したまま,彩度を処理する方法を提案した。ここでも,彩度成分に対して任意のグレースケール変換方法を適用することができる。2つの処理方法は完全に独立している。したがって,2つの処理方法を連続して適用することにより,2つの方法を容易に組み合わせることができる。この組み合わせ法によって,色域問題がなく,意図通りに実行できる色相保持式のカラー画像処理を実現した。さらに,提案した方法に基づいて,具体的な強調アルゴリズムを提案した。数値計算を行い,筆者らの理論的結果を確認し,提案の処理アルゴリズムが従来の色相保持方法よりも優れていることを示した。(翻訳著者抄録)

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図形・画像処理一般

引用文献 (11件)：

[1] R. Gonzalez and R. Woods, Digital Image Processing, 3rd ed., Prentice-Hall, Englewood Cliffs, NJ, USA, 2007.
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