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J-GLOBAL ID:201702280968099675   整理番号:17A1086674

Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine(SPARC)は,細胞増殖,移動,および上皮間葉移行を促進し,SPARC発現は頭頸部癌における腫瘍の進行度合いと関連している

Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine (SPARC) Enhances Cell Proliferation, Migration, and Epithelial Mesenchymal Transition, and SPARC Expression is Associated with Tumor Grade in Head and Neck Cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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酸性でシステインが豊富な分泌タンパク質であるSPARC(secreted protein acidic and rich in cysteine)は,様々な生物学的過程に関与する分泌タンパク質である。SPARC発現は,いくつかのタイプの癌における腫瘍転移および気の毒な予後と関連している。しかしながら,頭頸部癌においてSPARC誘導性シグナル伝達経路は十分には理解されていなかった。この研究では,SPARC処理が頭頸部癌細胞株FaDuおよびDetroit562において細胞増殖および移動を促進することが示された。加えて,SPARC処理は,Detroit562細胞においてSlug,SnailおよびTwistを含む上皮間葉移行(epithelial mesenchymal transition: EMT)調節因子の発現を誘導した。ホスホキナーゼアレイ分析の結果は,SPARC処理がプロテインキナーゼB(PKB/AKT),リボソームS6キナーゼ(RSK),および細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)を含むいくつかの分子のリン酸化を増加させることを示した。SPARCに誘発されるEMT調節因子Slugの発現は,AKT阻害剤によって抑制されたが,ERKおよびRSK阻害剤によっては抑制されなかった。高悪性度(grade IV)の腫瘍サンプルにおけるSPARC発現は,低-中悪性度(grade I-III)の腫瘍サンプルにおけるSPARC発現よりも高いものである。著者らの結果は,SPARC処理が,AKTの活性化を介してEMTシグナル伝達経路を増強し,また外因性SPARCおよび腫瘍発現SPARCが,頭頸部癌における腫瘍の進行と関連するかもしれないことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  生物学的機能  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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