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J-GLOBAL ID:201702281021777268   整理番号:17A0381963

2014年の華北平原の酷い冬の煙霧イベントの理解:気候異常の関わり

Understanding severe winter haze events in the North China Plain in 2014: roles of climate anomalies
著者 (8件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1641-1651 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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大気汚染は,中国における重大な環境,社会問題になっている。過去30年間で,華北平原(WHDNCP)での冬(12月~2月)の煙霧日数は,2014年に最大であった。人為起源影響に加え,気候異常も関わった。したがって,この年の煙霧汚染に関わる変則的な大気循環を詳細に解析することが必要であった。地表面の近くで華北平原に南風をもたらす弱い東アジアモンスーンパターンが,煙霧状態を悪化させたと考えられた。下部と中部対流圏では,中間システムとして中国北部での高気圧性循環となることで,東大西洋/西ロシア(EA/WR),西太平洋(WP),ユーラシア(EU)パターンの正位相が,多数のWHDNCPに関わるより悪い大気汚染拡散条件に通じた。2014年にこれらの3つのパターンが,下部対流圏の風異常で確認できた。先立つ秋(9月~11月)の東半球の北極海氷(ASI)異常とユーラシアでの暖かな冬の地表面が,2014年の正EA/WRパターンを生じさせた,ないし強めたと考えられた。これらの2つの外部強制力が,太平洋での先立つ秋の海面水温異常とともに正のEU様パターンを刺激し,強めたと考えられた。2014年秋の変則的な地表面温度は,WPパターンの正位相など変則的な循環を強める上で効率的であった。2010年の最少のWHDNCPという逆ケースは,EA/WR,WPパターンと関連する外部要素がWHDNCPに影響を及ぼすように局所気候条件を変化させた機構を裏付けた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大規模擾乱,台風,大気重力波  ,  気圏環境汚染 

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