抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】鼻咽頭癌(NPC)患者におけるFHIT,WWOX遺伝子の発現,不活性化機構およびMDR1遺伝子の発現を調査するために,鼻咽頭癌におけるMDR1遺伝子の発現を調査する。【方法】鼻咽頭癌患者89名(対照群)および鼻咽頭癌患者61名(対照群)の鼻咽頭組織におけるWWOX,FHITおよびMDR1mRNAの発現を,蛍光定量的RT-PCRによって検出した。メチル化特異性(MSP)と変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動によりFHITとWWOX遺伝子のmRNA発現のダウンレギュレーションの原因を分析した。結果:(1)実験群におけるFHIT,WWOXとMDR1遺伝子のmRNA発現は,対照群のそれらと有意に異なった(P<0.05)ことが示されたが,対照群と比較して,有意差が認められた(P<0.05)。臨床病期と分化程度によると、試験群の中で病状が深刻な者は病状が軽い者より、分化度が低い分化度の高い者の間のFHITとWWOX遺伝子発現量の差は統計学的に有意であった(P<0.05)。FHITとWWOX遺伝子の発現は,臨床病期と分化度と負の相関があった(r=-0.731,P=0.000;r=-0.816,P=0.000;r=-0.626,P=0.000;r=-0.536,P=0.001)。低分化型MDR1遺伝子mRNAと高分化者の間には有意差があり(P=0.021),組織学的タイプとMDR1遺伝子mRNA発現の間には負の相関があった(r=-0.697,P=0.000)。試験群のFHITとWWOX遺伝子のmRNAの相対発現量は正の相関があった(r=0.540,P=0.000)。(2)試験群のFHITとWWOX遺伝子プロモーターのメチル化程度は対照群より明らかに高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。FHITとWWOXのmRNA発現は,遺伝子プロモーターのメチル化度と正の相関があった(r=-0.689,P=0.000;r=-0.594,P=0.000)。(3)試験群の39例(43.8%)はFHIT遺伝子の少なくとも1つの遺伝子座にヘテロ接合性欠失(LOH)があり、WWOX遺伝子の中で42例(47.2%)は少なくとも1つの部位にLOHが存在した。対照群の3例と2例(4.9%、3.3%)より明らかに高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。FHITとWWOX遺伝子のmRNA発現は,遺伝子ヘテロ接合性と負の相関があった(r=-0.239,P=0.049;r=-0.364,P=0.013)。結論:プロモーターメチル化は鼻咽頭癌患者のWWOXとFHIT遺伝子発現のダウンレギュレーションの主な原因であり、鼻咽頭癌の発生、発展の主な原因でもあり、MDR1遺伝子の過剰発現は鼻咽頭癌の分化程度と密接に関連している。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】