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J-GLOBAL ID：201702281268227716   整理番号：17A1457803

ナノキャリアとしてのグラフェン酸化物表面上の抗癌剤チオグアニンの電子的性質と吸着機構に対するSolvent/co溶媒効果:密度汎関数理論研究と分子動力学【Powered by NICT】

Solvent/co-solvent effects on the electronic properties and adsorption mechanism of anticancer drug Thioguanine on Graphene oxide surface as a nanocarrier: Density functional theory investigation and a molecular dynamics

著者 (2件)： Hasanzade Zohre (Chemistry Department, University of Birjand, Birjand, Iran) ,  Raissi Heidar (Chemistry Department, University of Birjand, Birjand, Iran)
資料名： Applied Surface Science  (Applied Surface Science)
巻： 422  ページ： 1030-1041  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0707B  ISSN： 0169-4332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,グラフェン酸化物(GO)ナノシートの表面にチオグアニン(TG)抗癌剤の吸着を,密度汎関数理論(DFT)と分子動力学シミュレーション(MD)を用いて調べた。M06-2X/6-31G**とωB97X-D/6-31G**を含む二つの方法による量子力学計算は,グラフェン酸化物ナノシート(GONS)と相互作用するTG分子のエネルギー,幾何学的,及び電子特性の詳細を計算するために採用した。DFT計算はTG分子の間の水素結合相互作用とグラフェン酸化物ナノシートの官能基が支配的に強い吸着が観測されたことを確認した。すべての計算において,溶媒効果はPCM法を用いた水で考察した。TG分子は負の溶媒和エネルギーと酸化グラフェン上に吸着した,グラフェン酸化物表面上のTG吸着は熱力学的に有利であることを示した。さらに,MDシミュレーションにより,グラフェン酸化物を通るチオグアニン薬物送達に及ぼすsolvent/co溶媒効果(水,エタノール,ニコチン)を理解するために検討した。RDFパターンの結果とvan der Waalsエネルギー計算はTG薬とグラフェン酸化物表面間の相互作用は他の共溶媒に比べて水溶媒中で強いことを示した。得られたMDの結果は,ニコチンとエタノールは,システムに存在するとき,GOナノシートと結合するより長い時間を要するとシステムが不安定になることを示した。グラフェン酸化物はTG分子を送達のための水媒体中で有望な候補であると結論できる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  媒質 ,  シミュレーション ,  *抗腫瘍薬 ,  *分子動力学 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  相互作用 ,  *吸着 ,  ナノシート ,  水素結合 ,  *溶媒効果 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： 官能基 ,  分子動力学シミュレーション ,  *酸化グラフェン , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： チオグアニン分子 ,  グラフェン酸化物ナノシート ,  密度汎関数理論 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 炭素とその化合物  (YB02060D)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (13件)： ナノキャリア ,  グラフェン ,  酸化物表面 ,  抗癌剤 ,  チオグアニン ,  電子 ,  性質 ,  吸着 ,  CO ,  溶媒効果 ,  密度汎関数理論 ,  研究 ,  分子動力学