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J-GLOBAL ID：201702281289199173   整理番号：17A1558350

バランスの制御:べきか,またはユビキチン化てはならない【Powered by NICT】

Balancing act: To be, or not to be ubiquitylated

著者 (1件)： Nishi Ryotaro (Department of Biomedical Sciences, College of Life Sciences, Ritsumeikan University, Shiga, 525-8577, Japan)
資料名： Mutation Research. Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis  (Mutation Research. Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis)
巻： 803-805  ページ： 43-50  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0520B  ISSN： 0027-5107  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA二本鎖切断(DSB)は最も有害なDNA損傷の一つである。相同組換えまたは非相同末端結合によりDSBの適切な修復はゲノム安定性と適合性を維持するために重要である。DSB修復は細胞シグナル伝達ネットワーク,すなわちDSB応答(DDR),DSB修復経路の選択において重要な役割を果たすと協同して,損傷,転写抑制と細胞周期チェックポイント活性化部位へのDDR因子の動員を調整する。は,これらの機構は複雑で微小ユビキチン化反応により,時間と空間で厳密に調節されていることを明らかにした。さらに,脱ユビキチン化酵素(DUB)により行われている脱ユビキチン化によるDDRとDSB修復蛋白質のユビキチン化状態をバランスも重要であることが分かった。最近の知見は,DUBは蛋白質分解ユビキチン化を除去することによりプロテアソーム分解から基板保護に加えて蛋白質非分解性ユビキチン化に対抗することによりDDRとDSB修復の両方の様々な側面に関与していることを明らかにした。ユビキチン化と脱ユビキチン化の間の「バランス法」の詳細な分子機構の理解進歩はDDRとDSB修復の機能不全によって引き起こされる疾患の新規治療標的を提供するであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： DNA修復 ,  タンパク質 ,  相同組換え ,  タンパク質分解 ,  *ユビキチン化 ,  機能障害 ,  二本鎖DNA切断 ,  分子機構 ,  脱ユビキチン化 ,  細胞周期チェックポイント ,  DNA二本鎖切断修復 ,  ゲノム安定性 ,  非相同末端結合 ,  分子遺伝現象
準シソーラス用語： 治療標的 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： DNA二本鎖切断 ,  DNA損傷応答 ,  DNA修復 ,  Ubiquitylation ,  脱ユビキチン化

分類 (1件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (3件)： バランス ,  べき ,  ユビキチン化