抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,制御と画像処理を用いた機器の開発が多く行われるようになってきた。これらの機器の開発,運用を行うため,制御工学と画像処理工学の両方の知識を有する人材が求められている。筆者等は,これまでに導入教育の段階において,制御工学と画像処理工学の両方に対して意欲を喚起できる魅力ある教材の開発を行ってきた。本論文では,この三年間の実験結果について報告するとともに,結果を考察する。なお,本教材で使用する小型ヘリコプタは,一般的には「ドローン」と呼ばれている。小型ヘリコプタには,パロット社製AR.Droneを用いた。価格は,バッテリーを含め3万円未満で購入可能である。AR.Droneは,カメラの他に,超音波センサやジャイロスコープなどを搭載しており,カメラからの画像を見ながら,高度やロール,ピツチ,ヨー角を操作することができる。これまで,平成24年度から平成26年度までの電子機械工学科1年生を実験協力者として,本教材の効果を確認する実験を行ってきた。年度により,もともとの興味関心にはある程度の違いがみられたが,制御に関しては,実験後はどの年度でもほぼ同様に意欲的になった結果が得られた。画像処理に関しても,年度により違いは見られたが,実験後,意欲的になった結果が得られた。