抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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安全ライフサイクルの重要性についてインドのタンクターミナル爆発火災事故を例に紹介する。この事故は作業員のバルブ操作の誤りによりガソリン漏洩が始まったが,流出を遮断する電動弁の操作パネルが現場近くに移設されていたため遠隔操作できず,爆発に至った。原因は運用段階の変更における初期のリスク分析に立ち戻った分析の欠如にあり,その意味で長い時間スケールで安全の維持達成を確保する安全ライフサイクルが重要となる。安全ライフサイクルの管理計画(FSM)は安全のための活動の要件と結果を取りまとめた図書(Safety Case)の背骨や目録となる。FSMは安全システムの信頼性達成に必須であり,どの機能安全規格もFSMが適切に作成されてるかの審査から始まる。