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J-GLOBAL ID：201702281423671656   整理番号：17A0822117

根構造のシミュレーションによって,幼苗根の表現型解析から成熟根系への推測が向上する

Root architecture simulation improves the inference from seedling root phenotyping towards mature root systems

著者 (7件)： ZHAO Jiangsan (Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, Vienna, AUT) ,  BODNER Gernot (Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, Tulln an der Donau, AUT) ,  REWALD Boris (Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, Vienna, AUT) ,  LEITNER Daniel (Univ. Vienna, Vienna, AUT) ,  NAGEL Kerstin A. (Forschungszentrum Juelich GmbH, Juelich, DEU) ,  NAKHFOROOSH Alireza (Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, Vienna, AUT) ,  NAKHFOROOSH Alireza (Univ. Natural Resources and Life Sci., Vienna, Tulln an der Donau, AUT)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 5  ページ： 965-982  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 根のハイスループット表現型解析の欠点は,幼苗に限られて,成熟根系の推測ができないことである。本研究では,エンドウ16品種を供試して,成熟根系の特性を推測するための根系構造(RSA)モデルの構築を行った。その結果,成熟した根系をシミュレートするために,幼苗形質を用いてRSAモデルRootBoxをパラメータ化して,表現型解析プラットフォームによる推測を著しく向上させることができた。幼苗における直根と側根伸長率と分岐間距離は,成熟期における総根長の品種ランキングを推測するのに十分なモデルパラメータであることがわかった。スケーリング関数による不均一な側根間隔を含むパラメータ化によって,異なるサイズの根系構造の推測が大幅に向上した。こうした結果から,開発したRSAモデルは,これまでの表現型解析の欠点を克服して,成熟根系に関する信頼できる情報を育種研究に提供できるようになった。

シソーラス用語： エンドウ ,  *シミュレーションモデル ,  苗 ,  解析 ,  根 ,  *根系 ,  枝分れ ,  パラメータ
準シソーラス用語： モデルパラメータ ,  *根構造モデル ,  側根 ,  表現型解析 ,  分岐 ,  幼苗

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 根 ,  シミュレーション ,  幼苗 ,  表現型解析 ,  成熟 ,  根系 ,  推測