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J-GLOBAL ID:201702281498049448   整理番号:17A1086619

ヨーロッパタマキビのメタロチオネインの野生型および2種類のドメイントランケート変異体の金属結合特性の分析によりそのCd特異的特徴が明らかになる

Analysis of Metal-Binding Features of the Wild Type and Two Domain-Truncated Mutant Variants of Littorina littorea Metallothionein Reveals Its Cd-Specific Character
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ヨーロッパタマキビ(Littorina littorea) メタロチオネイン (MT)のCd9凝集体の3D構造の明らかにした後,本研究では,野生型MT(LlwtMT)および N末端ドメインを欠失している(Lltr2MT)か,またはN末端ドメインと4つの追加隣接残基(SSVF)を欠失している( Lltr1MT),2種類のトランケートされた突然変異体の金属結合能力について詳細に解析する。組換え合成およびこれらの3種類の蛋白質のin vitro研究によれば,LlwtMTがヘテロ核Zn,Cu-LlwtMT種とCu(I)との複雑な混合物を形成しながら,Zn(II)およびCd(II)とのユニークなM9-LlwtMT複合体を形成することが明らかになった。予想通り,トランケートされた突然変異体は,金属結合性能に影響を及ぼすSSVF断片と共に,ユニークなM6-LltrMT複合体,およびLlwtMTに対して化学量論組成のより低いZn,Cu-LltrMT混合物を生じた。また,Zn(II)/ Cd(II)置換反応の分析によれば,Cd(II)結合におけるどの種類の協同作用も欠如していることを明確に示しているが,本研究の結果により,3種類の蛋白質が顕著な特異性を有し,Zn(II)よりもCd(II)に対して蛋白質がより強い金属配位性能を持っていることが明らかになった。対照的に,それらのCu(I)結合能力の分析によれば, 全てのL1MTドメインはCu4凝集体を構築する傾向があり,MT全体は,前述したように,クリプトコックス・ネオフォルマンス( C. neoformans )およびコガネニカワタケ(T. mesenterica)のMTのようなある種の真菌MTと同様にモジュールで動作する。ヨーロッパタマキビ MTはCd特異的蛋白質であり,(付加的なCd結合ドメインを介したその延長された結合能力を超える)ヨーロッパタマキビに対して,変化する海洋生息地における特別な適応的利点を与えると結論付けられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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蛋白質・ペプチド一般 

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