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J-GLOBAL ID：201702281573147645   整理番号：17A0565121

汚泥脱水技術の開発物語-高分子凝集剤と装置の開発技術を結集-

著者 (3件)： 竹内忠雄 (栗田工業) ,  橋本正憲 (ランドソリューション) ,  岡崎稔 (テクノライターズ)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 59  号： 5  ページ： 345-353  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水や産業排水中の汚染物質が分離され,汚泥が排出する。濃縮された汚泥の固形分は,1~5%程度で,残りは水分である。水分を出来るだけ多く除き,汚泥の容積を小さくすることが汚泥脱水の目的である。1970年代半ば以降,ヨーロッパで大きな技術革新があった。無機凝集剤に代わって,カチオン性高分子凝集剤(ポリマー)が開発され,同時に脱水機として効率のよいベルトプレスが開発された。ポリマーを汚泥に添加すると,無機凝集剤と比べて非常に大きなフロックを形成するので,遠心脱水機やベルトプレス型脱水機が適用された。高分子凝集剤の研究において,様々なポリマーを試して,カチオン性ポリマーを天然高分子キトサン(アミノセルロース)とし,アニオン性ポリマーをポリアクリル酸ナトリウムとして,実用性ある脱水技術とすることに成功した。また,アルミニウム系あるいは鉄系の無機凝集剤と両性ポリマー(カチオンポリマー・アニオンポリマーのブレンド品)を併用する方法を開発した。

シソーラス用語： 下水処理 ,  産業廃水 ,  *汚泥 ,  *技術 ,  *脱水 ,  技術開発 ,  *高分子凝集剤 ,  *機械 ,  カチオン ,  重合体 ,  アニオン ,  ベルト濾過器 ,  遠心力 ,  凝集剤
準シソーラス用語： アニオン性ポリマー ,  カチオン性ポリマー ,  カチオン性高分子凝集剤 ,  遠心脱水機 ,  汚泥脱水技術 ,  *脱水機 ,  無機凝集剤

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K)

引用文献 (3件)：

• 大井康裕,竹内忠雄,渡辺康彦:汚泥調質薬剤・技術の動向,産業機械 458,12~16(1988).
• 日本下水道事業団技術開発部:効率的な汚泥濃縮法の技術評価(I)-造粒濃縮法について-,下水道協会誌,30(353)81~90(1993).
• 鈴木章,安田勉,中里卓治,野口廣:造粒調質濃縮システムの実用化,下水道協会誌論文集,34(419)102~113(1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： 汚泥脱水 ,  開発 ,  物語 ,  高分子凝集剤