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J-GLOBAL ID：201702281599406012   整理番号：17A1435096

Mutimo cylindricusの褐藻類配偶子における走光性の符号のカルシウム制御【Powered by NICT】

Calcium Control of the Sign of Phototaxis in Brown Algal Gametes of Mutimo cylindricus

著者 (3件)： Kinoshita Nana (Graduate School of Environmental Science, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Nagasato Chikako (Muroran Marine Station, Field Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University, Muroran, Hokkaido, Japan) ,  Motomura Taizo (Muroran Marine Station, Field Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University, Muroran, Hokkaido, Japan)
資料名： Photochemistry and Photobiology  (Photochemistry and Photobiology)
巻： 93  号： 5  ページ： 1216-1223  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0593A  ISSN： 0031-8655  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 褐色藻類遊走は,通常,正または負の走光性を示した。このような挙動は,新しい基質上で増加または減少分散距離またはコロニー形成に影響を与える。Mutimo cylindricusの雄性配偶子における走光性(負または正)の符号はCa~2+チャンネルを介した細胞外Ca~2+流入により影響されることを確認した。制御条件(10~ 2 m [Ca~2+])の下で,それらの細胞体のらせん回転と雄性配偶子遊泳は正の走光性を示した。10~ 3m[Ca~2+]では,雄性配偶子の半分以上が正の走光性を示したが,他のものは負の走光性を示した。10~-4 10~ 5m[Ca~2+]から,走光性符号は負に変化した。これらの負の走光性配偶子は対照条件に移したとき,走光性符号は正に戻った。10~ 6m[Ca~2+]では,雄性配偶子のいくつかは負の走光性を示したが,大部分は走光性あるいは鞭毛拍動を示さなかった。Ca~2+チャンネル遮断薬,ランタンは10~ 2m[Ca~2+]10~ 4m[La~3+]での走光性の符号に影響し,雄性配偶子は負の走光性を示した。[La~3+]のさらなる増加は走光性と鞭毛拍動を阻害した。これらの結果は,走光性と鞭毛拍動におけるLa~3+により阻害されたことをCa~2+チャンネルの関与を指摘した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *走光性 ,  心拍 ,  基質 ,  *カルシウム ,  褐藻類 ,  遊泳 ,  ランタン ,  *配偶子 ,  鞭毛 ,  チャネル
準シソーラス用語： 遮断 ,  細胞体 ,  雄性配偶子 ,  コロニー形成 ,  遊走 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 生殖  (EH02040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 褐藻類 ,  配偶子 ,  走光性 ,  符号 ,  カルシウム